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エピローグ
「ねえソーマ、次の依頼どうする?」
朝の光が差し込むギルドの中、リーナが楽しそうに依頼書を振る。
ついこの前まで、何も分からずこの世界に来たはずなのに——気づけば、こうして当たり前のように“日常”ができていた。
「また危なそうなの選んでるだろ」
「え、なんで分かるの?」
「顔に出てる」
そんな軽口を交わしながら、蒼真は窓の外を見る。
あの戦いで壊した“歪み”はもう感じない。世界は、確かに元に戻っていた。
でも——
(全部が終わったわけじゃない)
見えない力。壊せる力。
それが何のためにあるのか、まだ答えは出ていない。
それでもいい、と蒼真は思う。
「行くか」
「うん!」
リーナが笑う。その笑顔を見て、蒼真も少しだけ口元を緩めた。
世界のすべてを理解しなくてもいい。
ただ、自分が選んだ道を進めばいい。
見えない力とともに——
新しい冒険は、これからも続いていく。
これでこの物語は終わりです。お読みいただきありがとうございました。ぜひレビューなどよろしくお願いします。




