表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超獣戯画Ⅱ ~『白鹿と霧の町の闇』原版~  作者: 纏笛


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

90/90

第91話 旅立ち

 エサルが事切れたのを確認すると、サラは狐に戻ったその死骸を担ぐ。リクがひょこっと横の部屋から顔を出した。

「これで任務は終わり?」

 サラはうなずく。

「そうね……私が依頼された分は全て終わった……あとはラビルを仲間がどうするか……」

 そういうとサラはリクを連れてその場を後にした。サラは一通りの荷物を持って、町の出口に向かった。すると出口付近で、マリウスが現れる。

「サラさん……色々とありがとうございました……」

 近くにはデルアートもいる。サラはマリウスを見て表情が緩む。

「あなたとは直接話したことはなかったなのに……。たくさん話してきた気分です」

 マリウスはうなずく。

「僕もなんで知らない人がここまで熱心にしてくれるのか不思議でした」

「私も正直言うと、ああしたのかよくわかっていません……きっと町長さんのおかげですかね……。必死にあなたを守ろうとしていた事を、記憶を通じて知ってしまったから……」

 デルアートはただ頭を下げるだけだった。

「もう体は平気なんですか?」

 デルアートはうなずく。

「私はかすり傷でしたから……。今回は本当に助かりました。獣退治だけではなく、この子も救ってもらった……」

 サラは首を振る。

「私はその時にしたかった事をしただけです。恩など感じないでください」

 サラにとってそれはある種の本音だった。少し湿っぽくなったのを感じてサラは話題を変える。

「町長を降りられると聞きました。今回の件が原因でですか?」

 デルアートはうなずく。

「私は私情を業務に持ち込みました……それにどの道交代の時期なんですよ。」

 マリウスが口を挟む。

「まだ平均任期には達してないのに……」

「すぐ降りるわけじゃないさ……新しい人間を探す必要もあるしな……」

 デルアートは優しい笑顔をマリウスに向けていた。サラは少し安心すると、リクを連れて町を後にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ