プロローグ
処女作です。
気楽に読んでもらえたら幸いです。
私自身、こんなラノベ読みてーなー
って思ったものを書くので、こうゆうのが
好きな人がいたら楽しんで読んでくれたら嬉しいです。
感想、ご意見等ございましたら
コメントお待ちしております。
「いいか?お前は、もう社会人だ。そろそろ就職の一つでもしたらどうだ?なぁ?」
2LDKの狭いマンションに父、母、俺。
こんな虚しい食卓があるだろうか。
「あんたはもう高校卒業してるの。もう1年よ?」
はぁ…。わかってるよ…。聞き飽きましたよ。
そうだよ?1年だよ?毎日毎日聴いてますよ。えぇ。
呪文詠唱されてます?
「はい…。ごめんなさい。今就職先探してるところで…」
「お前なぁ、いつもそう言うがな。父さんお前が仕事探してるの見たことないぞ。」
いや、違う。俺とて就職活動はしたよ。
頑張って履歴書も書いて。面接の練習だってした。
ただ受からなかった。それだけ。
お祈りメールしか来なかった。ただそれだけ。
それが3回もあったら心も折れるよ。ねぇお父さん。
3回だよ3回。
「お父さんもお母さんも心配して言ってるのよ?」
ごめんなさいお母さん、でもね、僕にはね、やることがあるんだよ。
僕にはね、僕を待ってくれてる子がたくさんいるんだ!
ま○か、り○こ、ね○さん。
僕を待ってくれてる子がね?いっぱいね?
「だから、お前には父さんと母さんの前で、今、面接の応募をしてもらう。」
これから僕は遊園地でね○さんとデートなんだっ!
だから就職とかはまだちょっと…
ん?今なんて?
「このチラシみて。ポストに入ってたの。」
母から一枚のチラシを差し出される
そこには、
『若者のモンモンを取り除く簡単なお仕事!
初心者歓迎!完全個人作業!マイペースにできるお仕事です!』
と、書かれている。
…いやいやいや!!
俺は俺が自分で決めるから!
てか何この会社怪しすぎだろ!
初心者歓迎と個人作業はアテにするなって先生がいってました!
「いや…でも…仕事は自分で決めたいってゆうか…。その…。」
だめだ、ここは凌がねば…
俺の豊かな青春がチリと化す…
落ち着けぇ…落ち着いて考えろ…
クールになれカイト…
「ぼ、僕は…もっと社会と人のためになるような」
「そろそろ腹決めろよ。カイト。」
「…はい。」
両親の目の前でチラシの番号に電話し、面接日時を決め、
その直後、履歴書を書かされた。
デートには3時間遅刻した。
プロローグと第一話同時公開します。
2話以降も継続して書いていこうと思いますので
励ましのコメントいただけると嬉しいです。