表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/161

アポロンの反撃

アポロン編クライマックスになります。

加速アクセル飛翔フライの魔法をつかって、塔の上空まで来た俺は、今まさに出発しようとしていた連中に先制攻撃をしかけた。


麻痺の嵐(パラライズストーム)


一気に範囲を拡大して、すべての敵に麻痺をかけた。

まさか上空から魔法がやってくるとは思わなかっただろう。

見えているすべての人間、馬といったものが一斉に麻痺している。

出発前で隊列が伸びきっていなかったが、隊列中央に馬車があった。


ユノはその中にいる。

そして奴もそこにいる。

そして二人は麻痺していないだろう。


俺は魔法を発動させてから、そのドアを開けた。


粘性生物の壁(スライムウォール)


「ようこそ」

扉を開けた瞬間、奴はそう言って魔銃を繰り出していた。


俺の前面で展開された粘性生物の壁(スライムウォール)はそれを含んではじけ飛んだ。


一瞬何が起こったわからない様子の奴に対し、俺はユノに上位魔術防御結界アドバンスドマジックプロテクションバリアを重ねて使用し、同時に小爆発ミニマムエクスプロージョンの魔法を奴に向けて放つ。


そして、その爆発により飛び散った馬車から、素早くユノを連れて飛び去った。

今はあの奴に勝つのが目的ではない。


悔しいが、準備不足だった。

相手のことをよく知らずに、相手の土俵で戦うことは極めて危険な行為だ。

オヤジならと思うが、おそらくオヤジも同じことをすると思っていた。


「アポロン、あなたも無茶ね」

ユノの言葉に少し安心した。

オヤジも無茶するんだ……。


「言っただろう、お姫様。俺があんたを助けるってね」

ユノを抱えながらのカールスマイル。

中途半端だが、ユノには通じたようだった。


「カールがおこるわよ」

安心したのだろう、張りつめていたユノの顔に、笑顔が見えた。


よし。


ほんの一瞬の気の緩み。

ユノを助け出したことで、張りつめていた感覚を解いてしまっていた。


「まあ、努力賞ですね」

背後からの気配に気が付かなかった。


急激に増した危機感に、俺が取れる行動は限られていた。

瞬時にユノに魔法をかけ、その場から力いっぱい放り投げる。


上位保護結界アドバンスドプロテクションバリア

上位魔術防御結界アドバンスドマジックプロテクションバリア

飛翔フライ


同時展開された魔法はユノに飛翔効果を発揮して、その保護結界は機能を十分に発揮していた。

ユノを放り投げた反動で、俺もその中心からは逃れていた。


魔法とは違う爆発。

しかし、それは確実に殺傷力の高い爆発だった。


「あなたもなかなかに運がいい。これも魔導兵器です。さっきよりも少し大きめでいきますよ」

奴はそう言って俺にそれを投げていた。


石のように見えるそれは、全く危険性のないもののように思えた。

しかし、湧き出る危機感に従い行動する。

さっきの爆発。

あれは魔法ではなく、兵器。

回避に全力を注いでいた。


その刹那、俺の世界から全ての音と光を消し飛ばすような爆発がおきる。


轟音と共に、周囲に衝撃の波が押し寄せる。

青みを帯びたオレンジ色の閃光を放つ爆発。

それは、小爆発ミニマムエクスプロージョンの比ではなかった。


タイミングの取れない爆発とその爆風で俺はバランスを崩していた。

飛翔フライの魔法の影響で、強制的に戻されたが、その瞬間は動作が遅れてしまっていた。

しかし、奴からの追撃はなかった。

手に持っているそれを、小さく放り投げてはつかむのを繰り返していた。

明らかに、俺の態勢が整うのを待っていた。


遊んでやがる。

瞬時にそう思った俺は、その奴の挑戦的な目を見てしまった。

奴はゆっくりと、ユノにそれを投げつけていた。

俺に顔を向けながら、放物線を描くように投げていた。


奴の顔に浮かんでいるのは愉悦の表情。

しかし、そのことを怒っている余裕はない。


「くそ!」

俺は思わず悪態をついていた。


今からではユノを連れて回避することは難しい。

それどころか、今から普通に飛んだのでは、おそらく間に合わない。

刹那の逡巡

しかし、俺の体はしっかりと動いてくれた。


瞬間移動テレポート

粘性生物の壁(スライムウォール)

最大保護結界マクシマムプロテクションバリア


ユノを目の前に転移した俺は、その物体をくるむように粘性生物の壁(スライムウォール)を展開させる。


そして通常全周囲展開する保護結界プロテクションバリアを、ただ前面にのみ繰り出していた。


俺の魔法が完成したのと、爆発はほぼ同時だった。

轟音と爆発による閃光の乱舞。

俺の目の前で繰り広げられたその饗宴を、必死に魔法で抑え込む。


しかし、一気にその暴力の世界を形成した爆発は、俺の体に深い傷を刻み付けていた。


「やりますね。では、これは防げますか?」

奴は先ほどの物体をさらに十個、俺とユノの周囲に浮かべてきた。


やばい、やばい、やばい……。


かつてない危機感が俺の体中を駆け巡っている。

さっきの爆発に二つの魔法を展開してもその威力は完全に抑えられなかった。

それが十個……。


しかも、魔法と違う現象。


その威力は魔力マナを全く使っていないにもかかわらず、多大な効果をもたらしていた。

それが全周囲に十個浮かんでいる。

しかもそれは、奴の意志で動くことを見せつけるかのように、ゆっくりと円を描き始めていた。


ちくしょう……。

俺の中の焦りと苛立ちは極限を迎えていた。

こんな時オヤジならどうする?


「ふっ、決まってるか……」

必死に考えて、初めからわかっている答えを探し出した。


せめて、ユノだけでも救出して、俺の仕事を完成させる。

ユノには悪いが、ここは笑顔で見送ろう。


「アポロン!」

俺のしようとしたことが分かったのか、ユノが叫びをあげる。

その叫びも、もう聞くことは無いだろう。


軍団移送コアトランスポート

しかし、俺の最後の望みもかなえられなかった。

目の前のユノは、涙を浮かべながら、俺をにらんでいる。

いきなり頬をぶたれても、俺の頭の中は、ただ真っ白になっていた。


しかし、不快な笑い声に、一瞬にして現実に引き戻された。


「これはおかしい。全く気が付かないなんて。あなたが転移した直後、この場所に転移不可の魔法を発動させています。やはり偽物は偽物ですね。何をやるにしても結果が伴わない」


奴の嘲笑が耳につく。

しかし、最後の望みを絶たれた現実を前に、俺はそれに反論する気力さえ残されていなかった。


所詮作り物の体に、借り物の魂。そして力も中途半端。

分身ですらない、オヤジの劣化品。模造品。偽物。


奴の言うとおりだ。


何をやっても、何をしようとしても、比較されて、それに落ち込んでいた。

それは自分が偽物だとわかっていたからだ。


そう思っていたから、反発した。


ノルンや、ベリンダの忠告を聞いていれば、もっとましなことになったかもしれない。

偽物は偽物らしく振舞えばよかったんだ……。

俺の心は、深く暗い闇の中へと沈んでいく。


「お黙りなさい!」

ユノの声は凛として響いていた。

深く暗い闇の中へと沈んでいた俺の心に、やけに澄み渡って響いていた。


「偽物、偽物ってうるさい。本物と偽物の区別ってあると本当に思っているの?そんなの他人が決めた勝手な言いぐさよ。自分の心に聞いてみればわかる。自分を自分として持っている人は、みんなそれぞれ本物よ。勝手なこと言わないで!」

ユノは堂々と宣言し、力を失った俺の手を取ってきた。


「あきらめないで。私を助けてくれるんでしょう? 他の誰でもない。あなたが」

その声に、その言葉に、再び俺の心は奮い立たされた。


できなかったは後で言うセリフだ。

やりもしないうちからあきらめてどうする。


できないことを嘆いても仕方がない。

俺のできることで最後の最後までユノを守る。


今、ここにいるのは、俺なんだ。


「すまない。お姫様。俺はもう惑わされないよ。俺にできることをする。そして俺は必ず約束を守る」

ユノを抱きしめながら、そう告げる。


「それにはあなたも入っているのよ」

ユノは笑顔だった。


美しい笑顔だった。

人間こんな時にもこんな顔ができるんだ。

その瞳の奥に誰がいても構わない。

今、その瞳に映っているには、間違いなくこの俺だ。


「俺がお前を守って見せる」

そして堂々と胸を張ろう。


「いいお話をありがとう。あのお方にいい土産話ができました。情けない部下たちが麻痺している以上、全員で引き上げるわけにもいきませんので、私だけで帰らせてもらいます。だから、お姫様。あなたもその偽物と一緒に旅立ってください。彼もさびしいでしょうからね」

奴の拍手と冷笑に憤っている暇はない。


「では、おいきなさい。あの世で聞かれたら、教えてあげるといいです。あなたを殺したのは、イングラム帝国魔攻大隊のエピ・アルテス大佐だとね」

そして奴は十個の物体を一気に爆発させていた。


俺は、初めて三つ以上の魔法を同時展開していた。

自分とユノを中心にして魔法を展開していく。


大爆発マクシマムエクスプロージョン

爆発には爆発での発想だった。

爆発の瞬間に合わせてまでは不可能だったが、少なくとも緩和にはなるはずだ。


粘性生物の壁(スライムウォール)

最大保護結界マクシマムプロテクションバリア

最大保護結界マクシマムプロテクションバリア


そして最後にユノに魔法をかける。


救命治療フェイタルキュア

俺の魔法は発現し、同時に巨大な爆発も起っていた。


それは、巨大な暴力と化して俺たちに襲い掛かっていた。

何度も何度も繰り返しかけなおしていた。


粘性生物の壁(スライムウォール)

最大保護結界マクシマムプロテクションバリア

最大保護結界マクシマムプロテクションバリア

救命治療フェイタルキュア


これを繰り返しかけていく。

永劫にも感じる時間、繰り返し魔法を発動させる。

その間、俺の体は痛みから解放されたいと願っていた。

しかし、その願いを無視し、ただ魔法の完成のみに全神経を費やしていく。


ふと気が付くと、すべての爆発はおさまっていた。

俺の体は両手と両足が吹き飛んで、ユノにその身を抱えられていた。


「あなたバカでしょ。救命治療フェイタルキュアは自分にもかけないと……」

ユノ大粒の涙を流している。

俺の望んだとおり、その顔は美しいままだった。


「美しいお姫様を傷つけるわけにはいかないからね……」

カーススマイルもできず、そう言うのが精一杯だった。


「すばらしい。感動しましたよ。あなたのその頑張りにこたえて、私も出し惜しみはしません。今度こそきれいに掃除してあげましょう」


さらに冷徹な表情を浮かべたエピ・アルテスは、俺とユノの周りに、十個浮かべていた。

それは、先ほどとは比較にならないほどの大きさだった。


そして、俺たちから遠ざかっていく。

かなりの距離を取ったあと、再び語りかけてきた。


「これは安全距離が長いのですよ。私も巻き添えを食らいたくありませんのでね。さあ、お行きなさい。さっきの爆発で余計な人たちが来るかもしれませんので、さっさと終わりにします」

エピ・アルテスは、いきなりそれを爆発させようとした。


もう駄目だ。


おれはそう思いながら、最後の瞬間まで魔法を発動させるべく、意識を集中したが、最大保護結界マクシマムプロテクションバリアを一枚展開できただけだった。


ユノを守れなかった。

ごめん、ユノ。

俺じゃなく、オヤジだったら君を守れただろう。


いや、違うな。

もし、俺がオヤジたちのいう事を真摯に受け止めて行動してたなら、こんなことにはなっていないだろう。

自分の力に慢心し、忠告を聞かず、焦って、捻くれて、行動したからだ。


ごめん、オヤジ。

最後にあってもう一度オヤジに謝りたかった。


俺はオヤジを強く意識した。



爆発が起きようかとする刹那、まばゆい巨大な光が俺を包み、それと共に周囲の気温が一気に低下した。

同時に俺とユノを光の幕が包み込む。


凍てつく空気は、そこに何者の存在も許さない意思をもち、俺たちの周りから急激に周囲に展開していった。


それはまさしく一瞬。

大気は凍結し、足元に雨のように降り注いでいた。

水分は一気に凍結し、日の光を拡散しながら周囲からなだれ込む風に流されていく。

そこには芸術的なまでの美しく、そして厳しい世界を作り出していた。


そしてその直後、森に張られた巨大な魔法陣がその姿を現した。

そして、もがき苦しむかのように明滅を繰り返している。

それはほんのわずかの出来事。

やがて耐えきれなかったかのように、一気に砕け散っていた。


俺は目の前で起きたことをただ映像として眺めていただけだった。


気が付くと、俺の目の前には頼もしい背中があった。

見た目は小さな子供の様な背中だ。

しかし、それがそこにあるだけで、言い知れない安心感が俺の心を満たしていた。


白く輝く世界にあって、あたかもそれが当然のように、周囲と同化している白銀の髪を風に任せてたなびかせていた。


右手には特徴的な杖を持ち、左手は本を持っていた。

そして、その左手からはおれに回復の魔法を注いでいた。


「よく頑張ったね、アポロン。それとユノ。無事でよかったよ。二人とも、あとは僕に任せてね」

オヤジは背中を向けたままで、そう告げていた。


そして何かに気付いたのか、すこしユノの方を見てから、おもむろに杖の先端をユノの首に向けていた。


パリンと乾いた音がして、ユノの首輪は簡単に外れていた。

あっけにとられたユノをしり目に、オヤジはエピ・アルテスと対峙していた。



「ありえん!なぜ爆発しない。なぜおまえがここにいる。なぜ精霊結界が簡単に壊された!」

エピ・アルテスは半狂乱になって今の状況を認識しようと叫んでいた。


「あなたに答える必要はありませんが、アポロンのために授業をしましょう。これでも今講義中だったのですよ」

よく見ると、その本は精霊魔法入門と書かれている。


「まず爆発しないのは信管を凍らせたからです。どういう経緯でこれを手に入れたかわかりませんが、信管を凍らせれば一時しのぎくらいはできますよ。仮に爆発しても手はありますけどね。あと、なぜここにいるかでしたね。それはアポロンが対応不可能な事態になった時に発動する魔法を、彼の体に埋め込んでいたからです。それは僕を特殊召喚できる魔法、王の入城(キャスリング)といいます。召喚なので、転移不可も役に立ちません。あとは、なんでしたか?」

オヤジはのんびりと答えていた。

それは、緊張感をかけらも感じさせないものだった。


そしてその声を聞くと、不思議に落ち着いた気分になった。

さっきまでわからなかったことが不思議なくらいだった。


オヤジの知識は魔銃と後の投擲用兵器についてその正体を俺に告げていた。


『知っていることと、使えることは違うんだよ』

再びオヤジの言葉が頭に響いてくる。

今なら、その意味が本当に理解できた。


ふと目の前で、シルフィードがオヤジの耳元でささやいている。

どうやら精霊も自由を取り戻したようだ。


「ああ、精霊結界でしたね。あれは上位精霊まで封じるものですが、僕が来たことによって単純に耐えられなかっただけです」

オヤジの態度はそれがどうしたというものだった。


「それでは、今度はこちらの問いに答えてもらいましょう」

気温の低下と共に、オヤジの声は凄みを増していった。


一体いつ魔法をつかったのか……。

いつの間にか、俺とユノの周りに多重結界が形成されている。

そして、オヤジの周囲はまたも冷気が立ち上っていた。


この多重結界を通してすら、その冷気は俺たちの体力を奪っている。

しかし、そう思った時には、すでに回復魔法がかけられていた。


「ばかな。ありえん」

エピ・アルテスは半狂乱になって魔銃を撃っていた。

そんな状態の奴を前に、オヤジは一歩一歩ゆっくりと奴に近づいて行く。


空中で歩いているにもかかわらず、その歩みには、驚異的な足音を鳴らしていた。


「ばかな、なぜあたらん!」

オヤジの背中で奴のすがたは見えない。

でも、奴の声から、もはや正気を保っているとは思えなかった。


魔銃から発射されたものは、オヤジにあたることなく、その方向を変えているようだった。


「答える必要はありません、話しても理解できないでしょうから。ただ、今の僕にはなにをうっても当たりませんよ」

そう言って一気に距離を詰め、エピ・アルテスの頭をつかんで、何かをしたようだった。


「なるほどね……。わかりました。では、アポロンを傷つけた罪はその身で償ってもらいましょうか。散々馬鹿にしてくれましたね。僕の息子に手を出した罪を悔いながら、死んでください」

オヤジはもはや動く意思がなくなったようなエピ・アルテスから、魔銃とその装備を回収し、足元からじっくりと氷漬けにしていった。


「あれ、ものすごく怒ってるで……。あんなこと絶対にせえへんからな……」

俺の耳元で、ノルンがそうささやいていた。

その表情……。

本当にそうなんだ……。


足元からじっくりといたぶるように凍らせている。

すでに意識はないのか、奴は動こうともしていなかった。


氷の彫像と化したエピ・アルテスは、オヤジの手により粉々に砕かれていた。

それは氷のかけらとなって、最後の命の光のように、周囲にそのきらめきだけを残していた。


「ヘリオス!」

ユノがオヤジの胸に飛び込んでいた。


「ああ。ユノ。ただいまを言ってないよね。ただいま。英雄マルスのもとに行った人もみんな無事だよ。あとは君だけだったよ。遅くなってごめんね」

そう言いながら、オヤジはユノの頭をなでている。


その目はユノを慈しむかのように、やさしい光をたたえていた。


「さあ、ユノ帰りましょう。ただ、僕はアポロンの体を見ないといけないので、君はそのまま転送させてもらうね」

オヤジは優しくユノを離すと、その鼻先にそっと指を近づけていた。


「あっ」

ユノは小さくその言葉を残して、どこかに転移させられていた。


「さて、結構はでにやられたね。でも、本当によくやったよ。途中僕との通信を切った時には驚いたけど、君なら何とかできると信じてたよ」

俺の頭に手を置いたオヤジは、髪の毛をくしゃくしゃにするほど撫でまわし続けている。


俺を信じてくれていた。

俺を認めてくれていた。

俺がした事をほめてくれた。


俺は黙ってうつむいて、泣き顔を見られないようにするのが精一杯だった。


満身創痍になりながらも、自分のできることを精一杯行ったアポロンはヘリオスに認められました。その心はうれしさの涙で満たされていました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ