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夢の世界の中で僕は  作者: あきのななぐさ
新たな戦い
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負けない戦い

二人の将軍と話し始めます。

でも、その対応は用心深いものでした。

「正直、今の段階でマルス辺境伯と戦った場合、彼には勝てません。準備の上で大幅に出遅れています」

現時点でマルスと戦う話は出ていないはず。

しかし、マルスの方はそれを意識している。

当然つながりがあれば、その事は意識にある。


突然の情報は、それに対する情報の有無で反応が異なる。

二人の将軍の驚きは、その情報を持っていないことを物語っている。


何を言っている。

その顔はそう物語っていた。


さらに確認。

「そこでお二人にお聞きしたいのはほかでもありません。軍議での他の将軍の様子についてお聞きしたいのです。お二人から見て、どう感じましたか?」

単刀直入に話し、対応を見る。

もし、何らかの警戒心が働けば、その理由を尋ねるだろう。


「ちょっとまて、貴公。英雄殿と戦うといったのか?」

「そうだ、あの場での議論は増援であって、英雄殿との戦いではない」

その答えは、彼女たちが何も知らないという証。


彼女たちにとっては、全く予想していなかった問いなのだろう。

だから、問いに問いという形でしか返していない。

しかも、展開についていない。

腹芸もできなそうだ。


これは白として判断してもいいだろう。


「ヘリオスよ、そこまで慎重になる必要はあるまい。その者達はこのわしも信頼しておるよ」

少し不機嫌そうな顔をするデルバー先生は、俺の意図を読み取ったか……。


「すみません。しかし、重要なことですので、私自身の確証も欲しかったのです」

デルバー先生には悪いが、この判断はルナの危険に結びつく。

どうしても、俺は一度ルナと別行動することになる。

少しでも信頼できないものを、そばに置くわけにはいかないんだ。


「ふん、まあよいわ。お主の妹想いに免じて許そう。それで? 問題はないのじゃろう?」

まったく、デルバー先生にはかなわないな……。

お言葉に甘えて、先に進めよう。



「そうですね……。では、会議の時に積極的に援軍反対を唱えた方と、その理由について教えていただけますか?」

専用空間セルフスペースから紙を取出し、二人の名前を書きだす。

メモの準備は整えた。


この世界で、こういう事は珍しいはずだ。

自分の知らないことを目の前でやられると、それに対して何の意味があるのかを考える。

そうすることが、腹芸を防ぐことにつながるのだが、今回はこちらの真剣具合を示すパフォーマンスだ。

全て記録用魔道具に収めてある。


そのパフォーマンスは、それなりに効果を表したようだった。

二人は真剣に思い出しながら答えていた。


「反対の第一声はマルクス将軍から上がりました」

ジャンヌはそう言ってオルレアンをみていた。

オルレアンは同意の意思を示す。

お互いに確認することで、些細な間違いも訂正する姿勢。

俺の意図が伝わった証拠だ。


「理由は、わざわざ王国騎士団を派遣するよりも、距離的にも近いマルス辺境伯に派兵を求めた方がよいということでした。それにクラウディウス将軍が同調しています」

ジャンヌはオルレアンに補足を求めたが、その必要はないようだった。


「マルケッルス将軍はどのような立場でしたか?」

俺は、中央軍を預かる将軍の見解を知りたかった。

わずかの差とはいえ、中央軍は王国騎士団で最大だ。


「マルケッルス将軍は王都の治安回復こそ最優先とした意見でした」

ジャンヌの顔は悲痛にゆがんでいた。


「マルケッルス将軍は避難民を見捨ててもよいとのお考えです。もともとあの方とフリューリンク家は仲が悪かったので、そういうこともあるのかもしれません」

オルレアン将軍は冷静に分析している。


「反対の理由には二通りの意見があったという認識でいいですか?」

俺の確認に対して、二人は互いを見あって首を縦に振っていた。


「ところで、お二人の援軍派兵は人道的観点で問題なかったですか?」

一応の確認を取る。

リライノートの影響はこの二人にどれほどあるのか……。


「リライノート子爵がいたら、わたしは派兵に良しとはしなかったろう。リライノート子爵に任せたほうが良いからな。しかし、彼がいない以上、仕方がない。王都の治安回復も大事だが、今は、王国軍がやらねばならん」

ジャンヌはリライノートの不在が理由だと話していた。


「私は、避難民を救うため、一番早く確実な方法を進言しているだけです。もっとも、ジャンヌ将軍の言われるように、リライノート子爵がいれば、彼に任せます」

オルレアンは王国軍に絶対の自信を持っているようだった。


ここで二人の考え方にある程度の違いが見られた。

ジャンヌはマルケッルスと似たような意見の持ち主だった。

しかし、リライノートの領地も気になるので、マルケッルスとは反対の立場になったようだった。


オルレアンに至っては、合理的に判断したようだった。

ただ、二人ともリライノートを信頼していた事だけはわかる。

そして、二人とも生粋の前線指揮官だというのがよくわかった。


「なるほどですね、リライノート子爵がいないのは、とても残念です」

どう言う意味にとらえるかは別として、これまでに話してわかったことがいくつかある。


少なくとも現時点でマルクスとクラウディウスが工作を受けていると判断していいだろう。

もしくはマルクスのみで、クラウディウスはそれに従っているか……。

それは、王国軍軍制上左翼と右翼をもがれたに等しかった。

全ての対応が不手際になった時、その二つは敵になる。

そう考えておく方がよいだろう。

となると、この場で聞いておかなければならないか……。


「では、最後にお二人にお聞きします。三名の将軍の人となりについて教えてください」

軍の特徴は指揮官によって変わる。

それはとても重要なことだ。

軍団として見た場合、指揮官の特徴は軍団の特徴として出ることが多い。

一部の例外はあるにせよ、俺はそう考えている。


「マルクス将軍は英雄願望がある。攻撃を得意として、防御の方は全くと言っていいほど気にしない。王国軍は左展開で動くことが多いというのが、他国の評価だ」

ジャンヌは少し困った顔をして話している。

おそらく、その猪突猛進的なことを嫌っているのだろう。


「マルケッルス将軍は守りを重視した考え方だ。王国軍の中央を守る方だけに、国王の安全こそが第一と考えている。それ故、彼の配下も防御主体の騎士が多い」

ジャンヌの評価は納得のいくものだった。

その話し方や、印象的にジャンヌはマルケッルスのことは評価していると判断した。


「オルレアン将軍も同じ意見ですか?」

俺はそこまでで、いったんオルレアンの意見も聞いてみた。


「マルクス将軍に関しては同意見です。しかし、マルケッルス将軍は慎重すぎるあまり、大事な場面でも動けないのかと思います」


オルレアンは、やや否定的な見方だった。

それは動かないのと動けないのは違うという評価だろう。

ジャンヌはすこし機嫌が悪そうだった。


「最後のクラウディウス将軍については、どうお考えですか?」

俺は最後の将軍のことを聞いていた。


「あれは何も考えていない。マルクス将軍の言いなりだ」

ジャンヌはさらに不機嫌そうにしていた。

なぜ将軍の地位を得ているのか全く理解できないといった感じだった。


「あの将軍は、マルクス将軍によって取り立てられているので、逆らえないという感じのする人ですね。これは、有名な話です」

オルレアンの言い方は、騎士ならだれでも知っているということを告げているのだろう。


「そして、仮にそうでないとしても、何も考えることはできないでしょう」

オルレアンはさらにひどいことを言っていた。


「ところで、お二人はどのような軍団運用をされているのですか?」

一応確認しておく。

この二人の将軍も、それぞれ個性的だ。

評価した人の評価もしておかなければ、見方に偏りが生じていても分からない。


「わたしは、攻撃は最大の防御だと考えている。しかし、無意味な攻撃はかえって味方を危機に陥れる。私の軍団は左翼後方だ。マルクス将軍が出ていくと、自然にそこまで軍団を引き上げることになるので、困っている」

ジャンヌは困っていると表現したが、自分の戦い方ができずにいる不満がありありと感じられる。

全軍で戦うことは無いに等しい。

でも、その気概だけは必要だ。

騎士とはそういうものだろう。


しかし、味方のために攻撃できるときに攻撃できなくなる。

自由を奪われた形になっていることに不満を感じているのかもしれない。

ジャンヌも、その素質があるという事か……。


「私の軍は何もできないことが多い。前がつかえているので、自然とジャンヌ将軍の動いた後を固める役割を担う」

オルレアンは自分の軍団を効果的に動かせないことが不満のようだった。


歴史的に見ても、王国軍は左から押し出す形での戦端を切ることが多かった。

それは資料によりもはや伝統と化しているのだろう。

マルクスはだから左翼にいるのかもしれない。


近年全軍展開は起こっていないので、合同演習での出来事を二人は話していると考えられた。

つまり、実際にはマルクスの動きで王国軍の全体が決まるといってもよかった。


さすがといったところだな、工作が絶妙だ……。

いまさらながらに、マルスに敬意を抱く。



「ところで、クラウディウス将軍は押しに弱い方ですか?」

逆らえないと言ってもマルクスに対してのみかもしれない。

本来の将軍の性質にもよる。

でも、明らかにこの二人はクラウディウスを一段下に見ている。

となると、質問の仕方を変えなければならなかった。


「ええ、前回の演習ですこし私の軍団が前に進みすぎたときに、あわてて突出しましたので、こちらがあわてたほどです」

オルレアンは前回の演習での行動をそう評価していた。


つまりは、不測の事態に対応することができない可能性があることを物語っている。

強引にもっていけば、そのように動く可能性がある。


「ありがとうございました。大変貴重な情報をありがとうございます」

頭を下げて、深い感謝を表すと、将軍たちは笑顔で答えてくれていた。


「私たちも有意義な時間だった。貴公と話すことで、騎士団の問題も見えてきた。ありがとう、賢者ヘリオス」

差し出されたその手を、俺はしっかりと握っていた。

オルレアンとも握手をかわす。

仮に騎士団が出ることになったとしても、この将軍たちは大丈夫だろう。

問題点をしっかりと認識できる人たちだ。


立ち去ろうとする二人の若い将軍に、コメット師が話しかけている。

たぶんあの話だろう。

それはコメット師に任せよう。


結果的に、マルクスはマルスに内通しているとみて間違いない。


英雄願望がある人は英雄にあこがれているのだから、納得しやすい。

その英雄からの頼みごとなり、指示されたら、仮に内通していなくても、そのように動くだろう。


そして、王国騎士団の強さと弱さを確認できた。

王国軍は左翼が前面に出てくる。

正面から対した場合はこちらから見て、その攻撃をいなしつつ左に流れるように戦場を動かして行けば、自然と左翼が薄くなっていく。

そこに突破をかけることで戦線を維持できなくなる可能性がある。


「左翼の猪突猛進と右翼の右顧左眄か」

二人を見送った後、俺は思わず口に出していた。


「ほっほっほ。意味は分からんが、言いたいことはわかるの」

デルバー先生のあきれ顔は、その事を以前から知っているからだろう。


「はっきり言って、今の王国軍は最弱じゃよ。平和な時代が騎士団を弱くする。事実、魔物の襲来時もマルスが奮闘しなければ、この王国はどうなったかわからん。すべての人がマルス一人に頼ってしまったんじゃ」

視線を下げるその顔は、悲しさを隠しているかのようだった。


「あ奴がもう少し、己の力だけで解決しようとしなければ、違った世界になっとったかもしれんがの、それは言うても詮無いことかの」

ますます表情を暗くしている。


一体何があったのだろう。

魔獣襲来。

ベルンのことを言っているに違いない。


そこで何があった?

これまでの時間で、調べる事に費やさなかった自分を後悔した。


「まあ、いつまでも過去を悔いてい仕方あるまい。おぬしの言い方を借りれば、過去は変えれない。未来を変えるじゃったか?」

顔をあげたデルバー先生は、いつもの先生だった。


そうだ、後悔しても始まらない。

反省したのなら、取り戻すべく行動すべきなんだ。


「いいえ。他人と過去は変えることはできない。変わることができるのは自分と未来です」

それも自分が行動したならばの話だ。


ともかく、マルスは戦わずして、最大限の効果を発揮することを行っている。

そして、戦った場合の方法までそこに含ませている。


まさに王者の資質を持った覇者。


時代がそう望んでいるのであれば、王者の到来は人々にとって歓迎されるものだ。

俺にとっては現王国の存亡に関しては、全く執着がない。

その点が唯一デルバー先生とは異なるものだろう。


しかし、マルスは王者としてふるまいつつ、裏では数々の権謀術数をめぐらせている。

そして、その矛先は実の家族にも向けられていた。


「頼む。私たちの無念をおもうならば、これ以上悲しい目に合う人を増やさないでほしい。愛するものを失う人たちをなくしてほしい」

リライノートの最後の言葉を思い出す。


マルスに起こった変化。

愛するものをなくして、その原因となったものを壊すことかもしれないか……。


王を待つ間に少しだけ読んだ伝記。

通常の伝記と異なり、この伝記にはリライノートの注釈と補足説明も書かれてある。

彼自身が調べていた事なのだろう。

本当に頭が下がる思いだ。


そこに書かれていた、アデリシアの最後。

マルスの喪失は計り知れないものだろう。

リライノートは、ここに注目していたようだ。



いずれにせよ、俺はマルスを王として認めることはできない。

だから、そのために出来ることをするのみだ。




「コメット師、あと四つほどお願いがあるのですが、よろしいですか」

そう、今できることをしなければならない。

逆に言えば、これは今しかできない。


いきなり消えたデルバー先生も、何か思うことがあったに違いない。


「できることであればな」

コメット師は先ほどからのやり取りを考えているようだった。


「勝つことはできませんが、負けないための方法はあります。マルス辺境伯は自ら英雄像を壊すことはできません。その気になればとっくに覇王として君臨できるのにしないことからも、何らかの制約があるのかと思います。そこにつけこんで、我々は負けない工夫をしなくてはいけません」

その制約に関しても伝記にヒントがあるような気がしているが、今はまだわからない。

しかし、仮定であっても対策はできる。


これ以上の後手は致命的になる。


「我々は、すでにリライノート子爵を失っています。これ以上犠牲は出したくないんです」

ずるい言い方だが仕方がない。コメット師の協力が不可欠だ。


すんなりとコメット師がそれで動くとは思えない。

しかし、コメット師に、少しでも思うところがあれば、その行動のあと押しにはなるはずだ。


「その通りだ」

意外にも、コメット師は簡単に承諾していた。

やや拍子抜けした感じの俺は、その先を続けた。


「王国軍全員に対して、マルクス将軍の功績をたたえる何かをしていただきたいのです。そして、彼を王国騎士の規範となるような存在にしてください」

衆人環視の目を利用し、かつ彼の英雄願望も利用する。


彼に、英雄にふさわしい行動を意識させることで、彼の自由を奪い、常に監視をつけた状態にする。

自分で作ったものではない虚像に、自分がならなければという想いが彼についてくるはずだった。

そうなれば、もう自由意思はなくなる。

英雄に憧れるがゆえに、自分がそうみられると、英雄らしからぬ行動はできない。


「そして、英雄像はこちらの意図するものに書き換えていくのです」

自らなりたくてなったわけではない英雄も歴史にはあまた存在する。

英雄は、それを望む人の心が生み出す。


人をたくさん殺しても、英雄。

人をたくさん救っても、英雄。


両者の違いはその人たちにとっての都合でしかない。


「善処しよう」

短く答えたコメット師は、俺に先を進めるように促していた。



「あと、クラウディウス将軍の副官にあわせてください」

優柔不断な将軍のもとには有能な副官がいるはず。

そうしなければ、軍団単位として動きようがないだろう。


「それならば可能だ。というよりも貴殿はすでに面識がある」

俺が知っている人?

そんな人に会ったっけ?

少なくとも、そういう肩書で紹介されていないぞ?


「アプリル先生じゃよ」

いきなり、デルバー先生は横から話に入ってきた。


今までどこに行ってたのだろう?

二重の意味で驚いた。


学年責任教諭のアプリル先生が聖騎士パラディンだったなんて……。

たしかに、厳格ではあるけど、副団長の仕事してないじゃないか……。


「彼はもともと多才な人物でな。色々なことをするために、副団長の仕事を効率よく組みなおしておった。結果的に暇そうにしておったから、わしが引っ張っての。機能しないお飾りの将軍を助けるさまをみて、わしが楽をするために強引に連れてきたのじゃよ。だからわしも楽できておる」

なるほど、仕事してないのではなく、有能だから自分がいなくてもいい仕組みを作っていたんだ。


しかしアプリル先生……。

つくづく上司運がないですね……。

いや、そこにやりがいを持っているのだろうか?

表情を変えないその考えは、俺でもよくわからない。

でも、アプリル先生が組織運用に欠かせないことは理解できた。


もっとあの先生と話さねば。

いずれ、自分で動けない時が来る。

精霊王としての存在が、過度な介入を制限していくだろう。

精霊の理を、精霊王が壊すことはできない。

今はヘリオスとして存在しているから、多少はいいだろうが、積もり積もったものは、いきなり襲いかかってくるかもしれない。

そうならないためには、俺が介入するのではなく……。


いや、今はそのことを考えている場合じゃない。

この瞬間にやらなければならないことをしなければ……。


ただ、正直言うとアプリル先生が苦手だった。

どこまでも規範が服を着て歩いているような姿に、近づきがたい雰囲気を感じていた……。

しかし、嫌いではない。


「では、そちらは後程、自分で話してきます」

あの人はいつも教員塔にいるはずだ。

もしかすると、待っているかもしれない。

無表情で待ってましたと言われても、正直あまりいい気はしないんだよな……。


話を進めよう。

あと二つ。

まずは簡単な方を先に話すことにした。


「こちらはある程度人数がいりますので、宮廷魔術師の皆さんも力を貸していただきたいのですが、よろしくお願いします。そして、王都復興中申し訳ありませんが、土木技術作業者を百名ほど貸してください。宮廷魔術師の皆さんには、その人たちをある地点まで移送してほしいのです」

すぐさま動いてくれるコメット師。

たぶん重要性を理解してくれているのだろう。


あとはその地点を誘導する必要があったが、それはデルバー先生が請け負ってくれていた。


「あそこじゃろ」

俺の考えを理解しているのだろう、確かにそこしか行ってないからな……。

本当に、この二人は理解が早くて助かる。


「では、最後のお願いですが……」

一番厄介なこと。

でも、大事なことだ。

大きく息を吐き出し、吸う。


「四大貴族を王都に招集してください」


思ったように、王国軍自体にもマルスの手は伸びていたことを確認したヘリオスは、そこに一石を投じました。そして、今も避難し続ける避難民を救出するべく旅立ちます。その姿は……。

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