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夢の世界の中で僕は  作者: あきのななぐさ
夢の世界へ
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月野太陽の苦労

苦労人月野君の短い話です。

「いやーいい夢を見た!魔法最高―!」

思わず俺は目を覚まして叫んでいた。


起きてみて、いつもの体を確認する。

なぜか少し違和感があるものの、それは次第に感じなくなっていた。


しかし、極度の疲労と空腹感が俺を襲っていた。


おもむろに携帯をみる。着信歴が半端なかった。

疑問に思いながら、時間を見ると、みるみる俺の血の気は引いていった。


「15時!?」

いつもは6時に起きている。

9時間も寝過ごすことなんて考えられない。


俺はそんなに深く寝ていたのだろうか?

いや、通常ありえない。


いくらなんでもおなかがすくし、トイレにもいく。

かつてこれほど寝たことなど・・・。

自分の記憶にはなかった。


小さいときにはあったようだが・・・。

それでも半日以上寝ていたことなんか一度もない。


「なんてこった!」

先ほどまでの絶頂感から絶望感に急転降下し、最悪の気分だった。


しかし、仕事に行かねばならない。

言い訳はどうするか・・・。

あの取引先との面談は・・・。


「ちくしょう!あんな夢みるんじゃなかった!」

八つ当たり気味にどなってみても、現実はちっとも変化しない。

夢のような思いをして、夢のせいにするなんて大人げなかった。


そうわかっていても、叫ばずにはいられなかった。


「さて、何て言う……?」

言い訳にならない、言い訳しか思いつかなかったが、まずは謝罪することが必要だ。

胃の痛くなるような思いを抱きつつ、俺は最初の電話をかけていた。


改稿中です。

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