表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/36

24 同業者からのお誘い<迷>

リョウ

「そろそろやりますかい?」

ケイ

「やりますか!」

2人はいつものようにO駅で路上ライブをしていた。

1人の通行人がよってくる。

そして2人の前で止まった。歳はちょっと上だろうか。

リョウ

「どうもー!レッドパープルです!」

軽く頭を下げるさきほどの通行人。

唄い出す2人。


唄い終わると、聞いていた通行人はしゃべり始めた。

テツロウさん

「僕も実は路上ライブとかやってまして、アルマジロのテツロウって言います。」

同業者だ。(仕事にしているわけではないが…)どう思ったのだろう。

リョウ

「そーなんスか。いきなりで悪いんスけど、どう思いました?自分らの歌…。」

テツロウさん

「いや、よかったよ。この駅前でやってるの見たことないから声かけたんだけど、オリジナルって何曲くらいあるの?」

ケイ

「そうッスねぇ…、20曲位ッスかね。」

テツロウさん

「けっこうあるね〜!路上やりだしたの最近でしょ?」

ケイ

「はい。最近ッスけど、練習とか結構してたんですよ。」

テツロウさん

「そっかぁ。じゃあ、オリジナル曲がけっこう出来てから、出てきたんだね。」

ケイ

「そんな感じッスね。」

テツロウさん

「実はさ、こうゆーこともやってんだけど見てもらっていいかな?」

2人にチラシを渡した。


真冬のフェス!!

冬にやってもいいでSHOW!



的な内容のチラシ。

リョウ

「これ…なんスか?」

テツロウさん

「いや〜、冬にライブやろうと思ってさ!音楽やってる奴らで集まってやるんだけど、毎年、夏にやってて冬は今年が初めてでさぁ、やろうかなと。」

ケイ

「へぇー、こんなことやってるんスか?」

テツロウさん

「そうなんだよねー。もうちょい先だけど、出てみない?」

リョウ

「そッスね。出てみる?」

ケイにたずねた。

ケイ

「面白そうだよね。出ようか!」

テツロウさん

「おぉ!出てくれる!?じゃあこの日に出演者で集まって順番とか決めるから来てね。」

チラシとは別に、集まるところの場所と時間が書かれた紙を渡された。

リョウ

「はい。わかりました。ありがとございます。」

ケイ

「ありがとございます。」

テツロウさん

「じゃあよろしくねー。」

そう言って、テツロウさんは行ってしまった。

ケイ

「なんかノリで出ますって言っちゃったけど、どうなのかなぁ?」

リョウ

「まぁ、集まるって言ってたからそん時詳しくわかるべ?」

ケイ

「ユウカさんとか知ってんかなぁ?」

リョウ

「そうだね。知ってそうだよね。」

ケイ

「俺、聞いてみるよ。」

リョウ

「ホント?ヨロシク〜!」

路上ライブが終わり、ケイはユウカさんにメールしてみることにした。



<迷>


作詞 ケイ


もう迷わない 迷いたくない

君を不安にさせたくない

迷わない 迷わない


揺るがないようにと決めた

みんな不安にさせたくなかった

そのこと胸に誓った

今を見失いたくなかった


選ぶ道がたくさんある

そのぶん迷うことになる

選択肢はもちろんいる

だけど迷わず決める


迷うことは仕方がないさ

それでもスパッと決めるんだ

君が選んだ答えだから

そこに間違いなんてないはずさ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ