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短編集  作者: 篶-suzu-
77/86

「例えばのお話」。

例えば、の話ね?

僕の周りの人が僕を嫌ってしまったとする。

でもその中で君がただ一人僕をまだ好きでいてくれたら、きっと僕は生きていける、って思うんだ。

なかなかナルシストな言い方をすれば、そんな状態はあり得ないってわかるんだけど、でも僕はこの世界から君がいなくなったら生きれないって確信するくらい君が好き、そう言いたかったんだ。



それからもひとつ例えばのお話。

君が僕のもの全てを欲しがったとするなら、僕は何の躊躇もなくあげることを望むだろう。

ただその場合、あげる時期とか君の世間体とかを考慮してあげるかどうかを判断するだろうけど、これらは君のため。

本当は、何の不安もなければ君に全てをあげたいんだ。

まあこれも実際君が僕のものなんかに興味をもってくれてるかが別の問題になるけれど。

そしてほんとは、僕が君を欲しいのだけどね。



最後に1つ、例えばの話。

君と僕が何らかの環境により敵対していて、君が僕を本能的に嫌っていたとしよう。

そしたら多分、僕は初めこそ絶望するけど、そうなったらむしろ開き直って君がもっと僕を嫌いになってくれるようなことをしでかすだろう。

なぜなら君の心のど真ん中に僕がいれば、もうそれが正負どちらの感情だって構わなくなるから。

無論そんなロミジュリ的な立場じゃないし、君もそこまで僕を嫌えないと思うからしないけど、欲を言えば真ん中にいたいなあ。



僕が君に「離しはしないよ」なんて言ったら君は怯えるだろうなあ。

だって僕がその言葉を言う状況は、君を既に逃げられないようにして、監禁に近いようなところで言おうと思うんだもの。

そしたら君はきっと生命の危機に瀕した状態であるから震え上がるだろう。

でも僕は知っている、君がそういう愛も少しは望んでいることを。

もちろん痛いことはしない、君が望むならいくらでもするけど、僕は君を傷つけたいんじゃなくて愛したいんだ、わかるだろ?

そして君は気づいているかなあ、これは「例えばのお話」なんて言ってないことに。

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