妙なサビシサ
午前2時、所謂丑三つ時という時間に、目が覚めてしまった
それはいつも起きる時間ではなく、そして起きるべきだと思って目がさめたわけでもなく
ならば二度寝しよう、そう思うのだが、それを試し始めて早一時間なのである
なぜ、寝れないのか?
その理由は定かではないが、猛烈に感じる寂しさが、僕を寝られなくしている、それだけははっきりと分かっていた
ではなぜ、寂しさを感じるのか?
それはきっと、相対的なものだろうと、僕は既に確信している
布団をかけるだけでは物足りない温もり
ストーブだけでは暖めきれない、僕の中の中の方が、君を求めるんだ
名前をつけるなら、それは単なる性欲、色欲の類いかもしれない
はたまた、寒さから身を守るための本能的な欲かもしれない
ただ、その寂しさを埋めるためだけに君を起こすには、僕の勇気がぜんぜん足りなくて
きっといい夢を見ているだろう君、そうでなくても睡眠は動物にとって必要不可欠な行為なのだから、と思うと、やはりこの衝動をもて余す
寝てしまおう、そう思うのに、加速する感情
寝てしまえたら、そしたら僕も君も、快楽を伴う睡眠を貪ることができるのに
でも、寝てしまったら、朝起きたときにもっと寂しくなっていそうだ
そうなったら、どうしようか
そしたら、君が起きている時間に、今度こそ僕の寂しさを埋めてもらおう
君の言葉はいつだって僕を癒すのだから
君の存在は僕にとって至高なのだから
君にとっての僕はどんな存在か、ほんとのところは知らないけれど
ああ、君のことを考えていたら、ようやく眠くなってきた
僕はきっと、目が覚めて始めに君のことを想うだろう
もしかすると、また君が起きていない時間に目が覚めるかもしれないけれど、今はまだ眠い、それだけでいいんだ
僕は問題を先延ばしにすることには慣れているから
おやすみ、僕の愛しきひと。




