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短編集  作者: 篶-suzu-
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深く潜った先に見えるもの

ただ深いとは言うけれど、人の心というものはどれほどまでに探りを入れないと掴みきれないのだろうか。


「コジンサ」なんて言ってしまえば一言で終わって仕舞うところを追求してしまうのは私の欲求なのか、それとも本能なのか。




暗く、深い海に、君は潜って行ってしまった。


ここに残された私は試されているのか、置いて行かれたのか。


少なくとも、君は私の君への愛を信じ切ってはいないようだ。



溜め息を出すのは負けか?

追いかけるのが負けか?

もしや、動かないのが?


頭ばかり働く私と、どんどん離れていく君。


君という光でさえも、この深海の中ではあっという間に薄れてしまう。


強く、私を引き付けた、その光は、それよりも強い光を求めたということだ。


悲しくはない、もう、慣れてしまった。




ただ、拒絶はいつ感じても辛いものだ。

特に、私自身が気に入っていた相手ならば。


今、こうしている間にも、私たちは深く深く潜って自分さえ見失っている。

やはり深かった、そう気づいても遅いのだけど、そう思うのも何回目だろうか。

底すらついたことはないのに。


だけど、


気が済むまで潜らせてくれないか。


でないと、私は自分の間違いを認められない、とても弱くてプライドが高いから。


そして、気が済んだ頃には、目から海水がでることもないほど疲れて枯れているだろうから。




きらい

きみがわたしにこえをかけたじゃないかきみがわたしにわらいかけたじゃないかきみがさきにたのしそうにしていたじゃないかどうしてきみはわたしのとなりにいないきみはわたしのすぐそばにいるべきだだってそしたらふたりともたのしくてそれでいいじゃないかなにがだめだったんだわたしにはわからないわからないおしえてくれきみのくちできみのことばできみのこえでどうしてわたしはまたあいされなかったわたしのなにがおかしいのだろうかわたしはなにかおかしいのだろうかわたしはなにをなおせばだれかにあいしてもらえるのだろうかわからないわからないきみのこのみにならなかったからかなきみのたいみんぐにあわなかったからかなきみのじょうきょうにあわなかったからかなちがうってわかるんだけどやっぱりなにかかんがえさせてくれなにかでうめないとわたしはこわれそうなんだひびがはいっていっしょうきみがきえなくなるんだそれはきみにもわたしにもわるいことだきみはもしかしてほかにすきなひとがいたのかなそれならしかたないかなあだってわたしはまだきみいじょうにすきになれるひとをみつけていないからなあなんだおあいこじゃないかそうかわたしではなくしゅみしこうのさがもんだいだったんだそうかやっぱりわたしのせいじゃなかったよかったならもうおちついてなみだをとめたいなあどうやらこころはなっとくしていないようだしょうがないよだってあんなにすきだったんだもんまたつぎをみつけようかそしてまたすきになってもらうようにがんばろうおちょっとなみだがひいてきたぞだいじょうぶだいじょうぶきっとつぎはいつかかならずだから

おめでとう、すきだったひと

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