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止んで病んで已んで
止んで病んで巳んで
止んで
君の愛が止んで
泣き続ける僕を抱きしめる腕は、もう無くて
君がちょっとでも足を止めないかと期待して
止んだ
病んで
君を想って病んで
僕はただただ歩いて
大きな桜の木を見て
病んだ
已んで
僕の人生はもう已んで
なのにどくどく言う胸に手を当てて
愛してって
寂しいって
苦しいって
後悔して
涙拭いて
ちょっと笑って
君はもう居ないけど、
僕の恋はもう已んだ。
止むことが出来るだけ、マシだよ
病んで、病んで、病んで、もう君しか見えない。
笑えないよ、已んだなんて。