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短編集  作者: 篶-suzu-
59/86

君と僕の不快な共通点 ※

彼女にはロクなウワサが立ったことが無い。


まぁ、美人で金持ち、成績優秀でスタイル抜群ときたら、そんなのは当たり前になるのだろう。





要するに、彼女はいつも1人で。


…それを見ている、彼女に片思い中の僕も1人で。


ちょっとおこがましいけど、なんとなく近いものを感じていたりする。







僕と彼女は全く違っていた。


なぜなら、彼女のさっきの紹介文を真逆にしたのが僕だから。



でも、そんな2人が、1人なところだけ同じ。


『きっと、彼女も何か社会で相容れられないものを持ってるんだ』


…その勘違いも、実は違うところだったりするんだけど。






偶然、道で鉢合わせる僕ら。


僕も彼女も驚いた。


僕は嬉しかったけれど、それも彼女と違うところ。






僕の「好意」とは裏腹に、彼女は「敵意」全開で発言する。






「お願い、来ないで!


 私、確かに霊視能力はあるけど----



 貴方のような、死者の魂を助けることは出来ないから----」

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