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短編集  作者: 篶-suzu-
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どえむなキミと、どえすなボク

世間的に見て、キミは大人しく頭も良く真面目な人。


世間的にはボクと言えば、チャラチャラしてる体力バカ。



そんな2人が恋人同士なのだから、当然キミ側の周囲が黙っていない。


そして、それを乗り越えて、ボクは公然とキミを愛することが出来るのだ。







キミの自己主張は弱い。


ボクにだって我が儘を言うことは少ない。


それに対してボクの方はと言うと、いつもはキミに我が儘ばかり言って、キミを困らせるのが好きだ。



しかし、キミとボクが2人きりで愛し合う時は、キミはきちんと感情を伝えてくれるのだ。








『ねぇ。僕のこと、ちゃんと愛してる?』


キミはボクにすり寄り、囁く。


それは甘い罠のよう。




『僕のことを愛しているなら、君は何でも僕に見せてくれるよね?』



キミの細い指が、ボクの首に絡まる。


それはボクだけに見せる恍惚の表情。





『愛してるから、ボクの印を付けてあげる』



昨日はナイフ、今日は縄で、キミにされるがままのボク。



首輪なんて無くても、ボクはキミの傍を離れないよ!






ああ、どんな行為をしてもキミは満たされず、しかし愛し合う時間が過ぎればキミは泣き出す。






『僕は、君を傷つけたい訳じゃないのに…』



膝から崩れる恋人の姿は、何度見ても慣れない。



泣かないで?

そんな気持ちはとうの昔に知ってるから。



『お願い、嫌わないで、僕は君を愛しているから…!』



大粒の涙が床に垂れる。



ねぇ、ボクも愛しているから、ボクなりの印を付けるよ?






「…ちょっと痛かったから、次は痛すぎないのにしてね?」




それは、キミとの行為の予約。



行為をキミが一番嫌っていることを知ってて、キミの最高の愛し方をボクは求める。






ボクとキミの間に、遮るリンリとかジョーシキなんて無い方が良い。



キミが一番、キミにとっての一番をボクが貰えればそれで良いから。



これが間違いだなんて誰が言えよう?

きっとキミは罪悪感に押しつぶされそうになっているけれど、




愛があるから良いデショ?





溶け合って、キミとボク、2人の心よ。

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