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永遠の「愛」の行方 ※
「もし、生まれ変わっても、私を愛してね」
君は確かにそう言った。
ずっと昔、僕が兵隊だった時。
…本当に、そう思っていたのか?
「生まれ変わっても」愛して欲しいと?
今は愛されていると?
君は死んだら生まれ変われる、と?
どうして君はそんなに自信があるんだ、自分に?
ああ、そうだよ、僕は狂いそうな程君を愛しているんだ。
遠い昔の、貧しくて遊女に成り下がった君を、今でも。
愛しているんだ、
今も昔も、生まれ変わった後でも死んだ君でも。
君が死ぬ直前に言った言葉を覚え続けて。
生まれ変わってすぐ会えるように、君が死んだ後、後を追ってまで。
でも…君が本当に愛されるのを望んだとは思えない。
どうして君は今、目覚めている僕の前に居ないんだ。
どうして君は、僕にもう一度会いに来てくれないんだ。
君を探して約300年。
死んだあの時よりも老けてしまった僕を見て、君は笑うだろうか。
僕なら絶対笑えない。
多分、先に泣いてしまう。
だって、君はきっと、僕のことを罵りながらも撫でてくれるだろうから。




