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短編集  作者: 篶-suzu-
49/86

永遠の「愛」の行方 ※

「もし、生まれ変わっても、私を愛してね」



君は確かにそう言った。

ずっと昔、僕が兵隊だった時。



…本当に、そう思っていたのか?







「生まれ変わっても」愛して欲しいと?


今は愛されていると?



君は死んだら生まれ変われる、と?






どうして君はそんなに自信があるんだ、自分に?



ああ、そうだよ、僕は狂いそうな程君を愛しているんだ。



遠い昔の、貧しくて遊女に成り下がった君を、今でも。





愛しているんだ、

今も昔も、生まれ変わった後でも死んだ君でも。



君が死ぬ直前に言った言葉を覚え続けて。



生まれ変わってすぐ会えるように、君が死んだ後、後を追ってまで。






でも…君が本当に愛されるのを望んだとは思えない。



どうして君は今、目覚めている僕の前に居ないんだ。



どうして君は、僕にもう一度会いに来てくれないんだ。







君を探して約300年。



死んだあの時よりも老けてしまった僕を見て、君は笑うだろうか。



僕なら絶対笑えない。

多分、先に泣いてしまう。



だって、君はきっと、僕のことを罵りながらも撫でてくれるだろうから。

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