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短編集  作者: 篶-suzu-
39/86

日光が穏やかに差し込む教会の中で。


我と命を交じらわせん者よ



この鼓動が聞こえぬとでも仰るのか



いつか、今かと待ちわびらる我を嘲嗤んとしているのか



さぁ、出でよ、我と命を交わす者よ!



我は100億光年までならば、待ってやろう!










我は今、真っ赤に燃えた炎の渦中に位置している…



我に何か罪が有りんか



この身を焦がす程の炎を受けるだけの罪が!



闇へと誘うことなどしない、我はただ、糸を手繰って探すのみ



嗚呼、何時になったら、我を引く光が現れん










我に悲しみなぞは存在しない



ただ、憐れみと喜びが我の心を蝕むのみ



答えを請おう、我の命に従う者よ



我が今欲するものと、汝が望むもの、何の差があるというのかと



我は汝を欲し、汝は伴侶を欲す



そこに差なぞ無い!










聞くがいい、天に見放された者達よ!



我は今、長年の望みを叶え、命を交わせし者と隣を歩むのだ!



我はっ…グス…この身とも、この世とも別れを告げる時が来た!



我は、今の我の位置を喜ばん、そして、汝等の望みが汝等に与え賜うことを望まん!



我の消えし時、我の望みが叶う時、永遠に続くことを信じて…











(…で、もう終わりか?)


(…うん、付き合ってくれてありがとう)


(良いんだよ。これからは、もう夫婦だろ?)


(…そうだね。私、もう厨二病は封印出来る気がするわ)










(命を交わせし者と、出会ったし、ね♪)

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