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短編集  作者: 篶-suzu-
3/86

零れ落ちる涙を数えて





いつか、誰かが言ったんだ。





「涙はね、血が通っているんだよ」




『涙の成分は血だよ』




「君の涙は、血が通っているかな?」




『僕の涙は、汗と一緒さ』




「つまり、涙は結晶ということか」




『ねぇ、涙拭いて』







『僕は』







「君は」







(泣き虫は、キライなんだよ)







涙の数を数えて。



零れ落ちた、君の欠片を。



その数だけ、君はきっと、理由のある行動をして、されて、生きてる。



涙の数だけ、強くなれるって、言うでしょ?



泣いたのは、逃げ出した訳じゃないんだ。




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