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愛す≠愛される
愛が跳ね返ったボールのように全て返ってくるなんて大間違いだ。
むしろ、鏡のように所々欠けて、醜く愛する自分を写し、また、自分をよりナルシスト的に映すだろう。
愛する=欲情
そうとしか思えない私は、女として終わっているのか、自然に反していないのか。
昔、誰かが私に言った。
「恋は2人で、愛は1人で作るものだ」と。
今は、その意味がなんとなく分かる気がする。
恋は相手がまず居ないと発生しない。
自分に足りないもの、欲しいもの、魅力を感じるものに惹かれて恋が産まれる。
けど、ある程度相手を欲しがりすぎた瞬間、それは愛に変わる。
その時点で相手は自分の中の理想、つまり1人相撲を始めてしまうのだ、と。
しかし、愛とは人を盲目にする。
理想を偶像化し、理想を更に強く大きくしていく。
そこで自己満足すれば、恋に恋した愚か者ってこと。
奪おうと必死になるからより動物的になるのかもしれない。
話は変わるが、失恋とは、恋でも愛でも起こり得るそうだ。
おかしな話だ、独り相撲のくせして、恋を失うのか、はたまた相手を失うのか。
残念なことに、私はそれが理解出来る人物になってしまったようだ。
愛しいのか、恋しいのか。
よく分からない。
けど、彼を得ようと必死な私は、あまり嫌いでは無い。




