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雪の日の戯れ言。
君も、同じ景色を見るだろうか
君も、同じ景色を見ているだろうか
粉砂糖のように、柔らかくて真っ白な雪が
ガトーショコラのように、屋根の上に積もる
ストーブでは温まらないくらいの冷えに
凍えて震えが止まらなくて
僕は、君を
君の温もりを思い出す
あの時、僅かに触れた、君の欠片を
僕は自分でも変態行為だと思うけど
僕は、どうしても、
君の笑顔で暖まりたくなる。
ねぇ、君に会いたいよ
ただ、切って貼った君でなく
ただ、引き出してきた君でもなく
ただ、君の暖かい現実を、僕だけに見せて?
ねぇ、君に会いたいよ
この声は、また、粉砂糖と舞わせる息吹にかき消されて終わる。




