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絶対不動の隙間5センチ
ボクの指だと、人差し指の先から第2関節の3分の1程度。
キミの靴だと、全体の5分の1程度。
それが、生まれた時から今までの、
ボクとキミの距離。
小さきキミを見つめ続け、
小さきボクはからかわれ続け、
早、17年の月日。
「好き」なんて言ったことも無い
「好き」なんて素振りも見せない
「好き」なんて自分らには関係無い
これ、ボクらのスタンス。
手を繋ぐの、普通。
会話するの、当たり前。
でも、キスから先は、真っ暗闇の奥底。
憧れ、
日常、
不動。
それが、この5センチを作り出す所以。
あと少し?
一歩前へ?
臆病になるな??
そんなんじゃ、ないんだ。
関係を壊したくない訳じゃなく、
キミを本気で好きじゃない訳でもなく、
ボクを抑えてる訳でもなく。
この5センチが、
たまらなく愛おしいだけで。




