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短編集  作者: 篶-suzu-
10/86

少年と月と鼻水と。


もしも、願いが叶うならば。



そんな儚く淡い期待を込め、今日もお月様(笑)にお祈りをする。





叶わないなんて、最初から気づいていたんだ



君と過ごした、あの時から、ずっと



だって、僕の祈りなんて、僕自身のことしか考えてないことなんだから




それでも涙は、お月様、貴方を見る度目頭に溜まるのです。





゛君を、僕が守りたい゛



゛ずっと側に居てくれ゛




飲み込んだ言葉と、


飲み込む鼻水。



君は明日、純白に包まれて、新しい家族を作ります。

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