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Act.1 ミルキーコメット、華麗に参上

俺の名前は夢幻ヶ丘 勇治郎(むげんがおか。ゆうじろう)。

この歳にもなってちょっとアレなんだけど、魔法を信じてる。

奇跡があるのなら魔法だってあるはずだ!

みんなはどう思う?魔法って、あると思う?

俺はやっぱりさっきも言ったけど魔法を信じてるよ!

でも親からは魔女っ子アニメの影響ではとかバカみたいとか言われる。

それでも信じてる。

なんで信じてるかって?

理由なんてありません!

信じる事に理由なんていらないいらない!

…とはいえ、最近「ま○か★○ギカ」にはまってるんだけどね。

ハハハ…

昨日もちょっと遅く寝すぎたかなー。

眠い。

って、こんな事してる間にも…

「わーっ!また遅刻じゃああああー!」

…そう、ちょっと遅刻気味w

「もう、何度も起こしたじゃないのー」

「そんなん分んないよ!」

「ちょっと勇治郎、朝ごはんはー?」

「いらない!このままじゃ絶対間に合わない!」

「あ、お弁当忘れてるわよー」

「ああ、もう!」

「学食で済ませるから大丈夫です!」

「あら、そう?じゃ、いってらっしゃいー」

「いってきまーす!」

まー遅刻しても、またアイツもいるだろーねぇ。

ん?あの影…やっぱりか。

「おーい、勇治郎。おせーよ」

そう、俺の幼馴染にして一番の親友の曼珠沙華 来栖(まんじゅしゃげ・くるす)

「なんだ、来栖。お前も遅刻じゃんw」

「うむー、言い返せないのが悔しい」

「まあいつもの事なんだけどね」

「ああ、いつもの事だけどな」

「あ、バス来たー」

「おお、バス来たー」

ガタン、ガタン、ガタガタ。

バスに揺られている。

その時ふと来栖が俺に声をかけた。

「お前昨日は何してたんだよ?ww」

「ああ、BLゲーとSTGやってた」

ズコー。

「またお前は…」

「やっぱま○るクンはいいゲームだと思うんだよね」

「あとみら○るのー○んも良ゲーだと思う…ホモってやっぱ最高だわぁ。ハアハアハアハア」

「お前もほんと好きだなー。そして落ち着け」

「すまぬ」

……………………



とある場所。

何やら怪しい感じがする。


「ローレライブラックスター!集合!」

「「「「お呼びでしょうか、デスクローフライア!!!」」」」

なんか集団のようだ。

「皆のもの、私はとある少年を見つけ出した!!」

「とある少年、とは?」

「どうやらその少年の心は光に輝き満ちているようなのだ。それはもう星のような、な」

「ほう、で、どうすればよいのだ?」

「その少年にそろそろ契約の時が来そうなのだ。しかも今日中とキタもんだ」

「で、その少年を倒してしまえばよいだな?」

…なんでそうなる。

「ああそうだ。絶対に契約させてはいけないぞ」

倒しちゃうのかよ!

「何かあるのか?」

「あいつが契約してしまうといずれか私達の事も明らかになり大事では済まなくなる。

あいつもいるわけだからな。絶対しゃべりかねない」

あいつって誰かというともうすぐ出てくるよ。

「!なるほど…」

「たしかに…弾幕を使用しての東京の支配など…」」

ろくでもない事考えてんなー。

「ああ、ばれたらまずいな、こりゃ…」

「つーわけで諸君!絶対に契約させるんじゃないぞ」

そんなチクリ魔がいるとか…しかも警察沙汰じゃ済まなそうよ?

「「「「はっ!」」」」


……………………


所変わって、勇治郎達。

「あんぎゃああああああああ!」

「どうした!大丈夫か!?拾って物食べて腹でも壊したか!?」

「お前な~…俺をなんだと思ってんの」

「いや、悪い」

「なんか踏んだみたいでさあ。変なもの踏んだかと思うと…いやあああああっ!」

むぎゅ~。

重い~。

??

「……ところで、勇治郎さん?」

「ん?どーしたの」

「いや、ちょっと人が…」

「人?」

なんという事だろーか。

勇治郎の踏んでいたのは水色の髪の少年ではないか。

「わーっ!?ごめん、大丈夫~?生きてまっか~?」

「アイタタタタ…大丈夫ー」

パアアアアアアアアア

少しの間の沈黙はすぐに破られた。

「やっぱり貴方だったんだね!」

なんかこの子喜んでるっぽいね、うん。

「え?何?どーゆー事?」

「こら」

!?また人が現れた。

しかも今度は空から!?

「アヴァルス!だって~」

「だってじゃないよ。いきなりなんか言われても困るであろー」

「お取り込み中失礼しますがー…」

「「何?」」

「一体何があんの?俺を見た時こいつすごい反応だったけど…」

二人はため息をついた。

ハア…ってなんかショック受けたよーな感じの。

「しょーがない。話すか」

「うん。それしかもうないでしょ」

ゴクリ…何やらすごそうな…

「貴方には魔法使いになってこの街を平和にしてもらわなきゃいけないんだ」

ど…どういう事なの…?

「いやいやいやいや本気で言ってるわけないよねないですよね」

二人は、本気ですと言うかのような顔をしていた。

「貴方には素質があるんだ。」

「そうさ、弾幕魔法戦士としての素質が!」

ええーーーーーーっ!?

「そ、そそそそそそそそそんな事言われてもさあ…」

「大丈夫!俺達がいるんだから」

うーむ、なんか心配だなー。

なんて言ってらんない気がするなあ。

それに、魔法が絶対にあると信じてるはずなのにどうしてこんなに動揺してんだろ。

こんなじゃだめだよ、俺!

とりあえず事情を聞かなくちゃね。

「でもなんで俺なワケ?」

「貴方は魔法を絶対に信じてるそう俺達には感じたんだ」

「う、なんでそんな事まで…」

「貴方の心が星みたいに輝いてたから、かな?」

それで分るなんてすごいね~(←棒読み)

「星の輝き放つ心を持つ者は数少ない魔法を信じる者の証拠だからね」

と言った瞬間、急に後ろを振り向いた。

「どったの?」

「ううん、なんでもないよ」

二人の顔がなんか深刻な表情に~…

(ど、どうしよう…まさか奴らがこんな時にこの近くにいるなんて…)

(大丈夫、落ち着くんだ。まず怪しまれないように移動をしよう)

(そんな事したら余計怪しまれる可能性が高いよ!)

(あー…それもそうか)

(どうする!?)

(すまん。悪いけどさー…)

(え!?まさかぁ…?)

「よし、みんな!安全な場所で話しあおう!」

エリアナの表情がギャグマンガっぽくなった。

驚きと怒りが混じってるのではないだろーか。

(逃げるのはまずいってば!)

(だってこうするしかないでしょ)

(はあ…ま、しょうがない。こうなったらアヴァルスに任せるよ)

(オッケー!)

「じゃ、ダッシュで行くぞー」

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ…

そして一時間後…

ハアハアハアハア…

息切れの様子だ。

ところでここは勇治郎の自宅だったりする。

「そういえば二人の名前を聞いてなかったね。俺は夢幻ヶ丘勇治郎。よろしく」

「俺は曼珠沙華来栖。よろしく」

「勇治郎と来栖だね。俺はエリアナ・コルバルト。よろしく」

「俺はアヴァルス・エルモート。よろしく」

「さっきなんで急にダッシュで逃げたの?」

「敵に見つかりそうだったんだ」

アヴァルスが言う。

「「な、なんだってー!?」」

でかい声。しかも敵に見つかりそうになっただととか言いかけてたよこの人たち。

「しーっ!声が大きい」

―――ハッ

何かに気がついたようで。

「今すぐ外に出て広い場所へ移動しよう!」


ローレライブラックスターアジトにて。

「桜花ってばなんか絶対契約させないって言って出てったけど大丈夫かなぁ?」

「あの様子だと相当張り切ってたみたいだしついでに捕獲もしてきてくれるでしょ」

「ま、それもそーか」

そして、勇治郎達は広い場所へきた。

まー、だだっ広い川のあるだだっ広い橋の下のだだっ広い散歩向きの道だったりするけど。

そうしてるうちに敵来ちゃったね。

(へー、勇治郎達か。これまたやっかいな)

「ん?なんかあんた桜花と似てるよーな…?」

「お、桜花とは誰だ?知らんなー、俺はブラッキーリオールだ…とにかくお前に契約はさせないっ!」

「契約って何!?一体何なのエリアナ!」

……今かな?

「エリアナ?」

「勇治郎、とにかく俺と契約をするんだ!早く!」

「え?契約?なんで?どうしてすんの?やり方?」

「こまけぇこたぁいいんだよ!!早く!」

「分ったよ…で、どーすんの?」

「えっと…その…」

なぜかエリアナの顔が赤くなった。

「んじゃーちょっと我慢してて」

「え?ちょw…んっ…ちゅ…くちゅ…んぅ…んっ…ん…はぁ…」

これが契約…キスするとか…男同士なのに…でも気持ちいい。興奮する。

なんか信じられん。

俺の太ももにエリアナの硬いのが当たる。

俺も勃起してしまっていた。

俺ってホモだっけ?まあいいや。

それにしても…

なんだろう…胸が熱い…何かが湧きあがるこの感覚が…そうか…

「よっし、成功!今すぐ変身して!」

「え…う、うん…分った!」

これが…魔法か。

「スターマジックナイトプリズム!」

星型ペンダントが光る。こう、パアァァァァッってな感じに。

体中が熱い。

なんか自分が自分でない感じがするなあwww

「華麗に参上、弾幕魔法戦士、ミルキーコメット!!!」

すごい…これが、魔法の力か。

今ならやれる!そうだ!奇跡は起こせるんだ!魔法で!

「ちっ、しょうがない!来い!マジョカルモンスター!」

ぐわああああああああああああああ!口を大きく開けてるんだけどやばくね?

「なんだあれ!?このままじゃ俺…食べられる!」

うわ、うわああああああ!

どっ、どどどどどどどどどどどどどどどどーすりゃいいんだー!?

変身した後の事なんて…事なんて…

考えとらんかったがなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

あああナンテコッタイ/(^o^)\

まあ落ち着け!

とりあえずジャンプだ!

そーすりゃあ食べられる事もなかろうぞ。

ホップ!ステップ!ジャンピングー!(←なんかずいぶんと懐かしいネタがwwww)



…………………とかやったって、現状は変わらんじゃないかーーーーーーっ!!!

あーもうどうするどうするどうしよう!!

「ハハハ!もっと脅えろ!怖がれ!泣きわめけーーー!」

…泣きわめいてもいいですか。

とか考えてる場合じゃないな。

って、あああどうしよう。もう駄目だぁ~。逃げ場所がない…(涙)

その時だった。

エリアナの声がした。

「大丈夫だよー!魔法を信じて!」

そうか、そうだよ!

「そうだね…奇跡は起こるって信じてる!魔法もあるって信じてる!だから出来る事があるはず!」

「な、なんだなんだ!どうしたんだ!」

奇跡も魔法もある…ずっと信じてきたんだ。

負けるわけがない!

さあ、使おう、魔法を!弾幕魔法を!

「喰らえ!俺の弾幕!シューティングスターシュガー!」

「はあああああああああああ!」

ぎゃああああああああっ!バリーン!ドカーン!

「モンスターが殺された…なんて事だ…しょうがない、逃げるか!」

全速力で逃げやがったよブラッキーリオールさん。

「あ、ちょ、待てこらー!」


………………

「ふー、初めてでここまでとは、すごいよ勇治郎!」

「へへ…そうかな?それよりお腹空いた~」

「じゃ、なんか食べに行くか~!」

「「「「オー!!」」」」


そして一方その頃…

「今回はお前の負けだ。次は別の者にやらせる」

「…クソッ!なんでだ、なんでなんだよ!」



そして勇治郎達はというと。

食事が終わって勇治郎は空を見上げていた。星空を。

(なんか大変な事になっちゃったなー。でも俺、負けないで頑張っていこう!)

こうして1人の少年の運命は大きく変わった。

皆様どうでしたか?

この小説はいかがなものだったでしょうか。

俺自身としても初めての小説なものですから(読んではいましたとも)至らない点ばっかですけどこれからも読んでいただけるとうれしいな。うれしいな。とても。

さて、勇治郎は腐男子でSTGが好きなところは作者と一緒でございます。

この親友が腐男子でないのもあってたりします。

勇治郎はみらくるのーとんにはまってるみたいですが18歳ではありません。

んもう、いけない子!


感想などありましたらついったーまでどうぞ。

http://twitter.com/#!/flowerbreak

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