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平凡な者の異世界旅  作者: 悠遊之抽


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第58章:一か月後の決闘(けっとう)

風間かざま 伊佐いさが徐々に戦技を習得していくと、その後の訓練はもっぱら騎士たちとの模擬戦と、魔法や身体強化を戦技にどう組み合わせるかの実践になっていった。


戦技と身体強化を身につけてから、さらに数週間が経過した。この期間中、風間 伊佐は「午前は戦技、午後は魔法」という日課に従って、黙々と修行を続けていた。


そしてある日の夕食時、訓練が終わった後の食卓で、王チャリマンが突然こう宣言した。


「世界各国は一致し、三ヶ月後に魔族への侵攻を開始することを決定した。そこで、我が友マックスと我が子ウォリックよ、そなたらの決闘を一ヶ月後に行う!」


「はっ―――父上ッ!!!」


「はあ……」

風間 伊佐は心の中でため息をつきながらつぶやいた。

(やっぱり来ちゃったか……)


チャリマンはふたりを交互に見て、にっこりと笑った。


「ま、とにかく、ふたりとも全力で頑張るんだぞ。これは見応えある戦いになると信じてるからな!」


(気楽に言ってくれるよ……)

風間 伊佐はチャリマンをちらっと睨みながら、内心でツッコミを入れた。


チャリマンが話を終えると、ウォリック王子はすでに食事を終えていたらしく、立ち上がりかけながら振り返って言い放った。


「俺は負けないからな!」


そのままさっさと食堂を後にする。


すると今度はエリザベス姫が、少し複雑そうな表情で風間 伊佐の前に駆け寄ってきた。


「お兄様にも勝ってほしいけど……勇者様にも負けてほしくないなぁ。うーん、どっちも応援しちゃう!」


「まあまあ、勇者様、負けても命まで取られるわけじゃないし、気楽に挑めばいいさ」

ジフク王子がエリザベスの言葉にうなずきつつ、笑顔で風間 伊佐に声をかけた。


「勇者……がんばって……!」

末っ子のクリス王子も、精一杯の応援を送る。


「い、いや……ありがとね……」

みんなの励ましに、風間 伊佐は苦笑いを浮かべながら、なんとかお礼を返した。


《翌日――騎士訓練場》


「はあ……」

風間 伊佐は剣を振りながら、ふたたび深いため息をついた。


その様子を見て、アーサーが声をかけてきた。


「勇者殿、どうした? 元気がないな」


「昨日、国王陛下が俺とウォリック王子の決闘を一ヶ月後にするとか言い出してさ……急にプレッシャーがヤバいんだよ……」


「なるほどな。だが、日取りが決まったからには、なおさら練習に集中すべきだろう」


「それは分かってるんだけどさ、いざ決闘ってなると、不安しかないんだよね。団長、正直なところ、俺……王子に勝てると思う?」


「魔法を除けば――戦技だけで見れば、勝率は殿下の方が高いな。なにせ、彼は十年以上も剣を振ってきたからな」


「だよなあ!? もう試合するまでもないじゃん! あー、当日いきなりギブアップとかアリかな!?」


「勇者殿っ!!! それは王国の誇りである陛下、そして真剣に決闘に臨むウォリック殿下にも失礼だぞ!」


「す、すみませんっ! 冗談だってば! 冗談っ!」


「ふう……たしかに殿下の剣技は洗練されているが、お前にも勝機はある。お前は戦技のバリエーションが豊富だし、なにより魔法と剣を組み合わせるのが得意だ。その強みを活かせば、可能性はゼロじゃない」


「魔法と剣の融合か……」

風間 伊佐は思い返す。訓練中、アーサーの教えた技を魔法と組み合わせて独自に応用してみたところ、アーサーが何度も感心していたのだ。


「でも……今の俺、ちょっと緊張しすぎて、集中できてないかも……」


「だな。かなり緊張してるみたいだな。今のままじゃ集中できそうにないし、俺が相手をしてやろう」


「えっ、団長と!? そんな強い人と戦うなんて、ちょっと大げさじゃないですか!?」


アーサーは静かにうなずいた。


「もし本気でウォリック王子に勝ちたいと思ってるなら、俺と対練するのが一番の近道だ。そうでなければ、本番で彼の実力に圧倒されて、手も足も出なくなるぞ」


「うぐ……言われてみれば、それもそうか……」

風間 伊佐はしばらく悩んだあと、決意を込めて言った。


「わかりました! それじゃあ、どうぞよろしくお願いします、団長殿!!」

アリアン(Arian):


主人公と仲間:

風間かざま 伊佐いさ〔MAX〕

リック(Rick)

エマ(Emma)

レイチェル(Rachel)



世界・国家:

休ジェスト(ヒューゲスト)〔世界名〕

アレクス王国アレクス



王族・王宮関係者:

シャルルマン・ハンスウォーケン〔国王〕

エリザベート・ハンスウォーケン〔王女〕

ウォリック・ハンスウォーケン〔第一王子〕

ジフク・ハンスウォーケン〔第二王子〕

クリス・ハンスウォーケン〔第三王子〕



宮廷・騎士団関係:

リゼス・アンコベル〔首席女神官〕

アルドフ・ツァイコロフ〔宰相〕

アーサー・リチャード〔騎士団長〕

アリアン・レフォルト〔魔法騎士団長〕

ジュリエット・ナスタント〔初級神官〕

ダンブズ・ホークランド〔前大賢者〕

イレス・ヴォジリット〔メイド〕



他国・神・魔族

東方帝国 ロールス

南方王国 シーク

中土王国 プシス

中土王国 ウランクス

シドレフ・グランシス〔プシス国王〕

魔族将軍 クラシド

魔族魔法将軍 シフィス



神:

光の神 エリクス(エリクス)

大地の神 ディートラ(ディートラ)




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