第35章: 魔族大戦 - 序章 - 強大な魔将
「ダンベツ、どうしてここに!?」チャリマンは驚きの表情で尋ねた。
「上空で陛下とあの青い怪物の戦いを見ていました。あの青い魔族は異常に強力で、見過ごすわけにはいきませんでした。だから、私は陛下と共に戦うために降りてきました。」ダンベツは冷静に答えた。
「そんなことをして、上空の戦況はどうなっている?」チャリマンは心配そうに尋ねた。
「安心してください。上にはアリアンがいますから、問題ありません。彼女の年齢は若いですが、若い世代の中ではほとんど敵なしの実力を持っています。彼女に任せておけば大丈夫です。」ダンベツは自信に満ちた笑顔で答えた。
上空の戦場では——
アレクス軍の魔法部隊と魔族の飛龍部隊が激しく戦っていた。
「まったく、ここを任せて私を放り出すなんて、師匠は相変わらず面倒な人だな。」若きアリアンは空中で風魔法を操りながら愚痴をこぼしていた。
突然、一匹の飛龍騎士が彼女に向かって突進してきた。
「うるさい、邪魔するな、臭いトカゲ!!!!」アリアンは瞬時に火属性魔法を発動させ、飛龍騎士を一撃で地面に叩き落とした。
再び地上の戦場に戻る——
「よし、チャリマン陛下、そろそろあの青い猛獣をどうにかしないと。」ダンベツは魔杖を高く掲げて言った。
「ふざけるな、魔法使い、私の戦いを邪魔するな!!!!」(魔族語)
青い魔族は怒り狂って再び二人に向かって突進してきた。
「来たな、ダンベツ!!!!」チャリマンは剣を構えて言った。
「おお!!!!」ダンベツは即座に光属性魔法を放ち、光のビームが青い魔族の顔面を直撃した。
同時に、チャリマンも剣を振りかざし、光属性魔法を込めた斬撃を放つ。「光の魔法——《輝之斬刃》!」
光を纏った斬撃が青い魔族に襲い掛かり、土煙が舞い上がった。しかし煙が晴れた後、青い魔族は双刀を交差させて攻撃を受け止めていた。
「陛下、気をつけて——早く避けて!!」ダンベツは叫んだ。
チャリマンは素早く後退した瞬間、巨大な光柱が空から降り注いだ。
「光の魔法——《聖光降臨》」
ダンベツは高く魔杖を掲げ、呪文を唱えた。瞬時に光が集まり、青い魔族の頭上に巨大な光線が落下した。
轟音が戦場に響き渡り、大地が激しく震え、煙が立ち込めた。
「終わったか……」チャリマンは立ち上がり、煙の中から声をかけた。
「いや、まだだ……」ダンベツは厳しい表情で答えた。
煙が晴れると、青い魔族は依然として立ち尽くしていた。体には無数の傷があったが、その気迫は少しも衰えていなかった。
「おお……これは痛いな。」(魔族語) 魔族は口元を舐めながら言った。
「もし魔族の大将でなければ、恐らくこの一撃で倒れていただろうな。」(魔族語)
ダンベツは魔杖をしっかりと握りしめ、低くつぶやいた。「この技の威力なら、小さな町を壊すことができる……それなのに、あの魔族にはわずかな傷しか残らなかったのか……」
「さあ、来い、アレクスの王と魔法使いよ。お前たちにどれだけの力があるのか、もっと見せてもらおうか!!!!」(魔族語)
「こいつ……人類史上、こんなにも強い魔族は見たことがない……」チャリマンは歯を食いしばりながら言った。
「本当にこの怪物を倒せるのだろうか……」
「陛下!!!!!」ダンベツは大声で叫んだ。「諦めてはいけません!!!!! アレクスの民が私たちの帰りを待っているんですよ!!!!!」
チャリマンは一瞬驚いたが、すぐに深呼吸して目に力を込めた。「ダンベツ、お前の言う通りだ。アレクスの王として、どうしてこんなにも弱気でいられる!!!!!」
「その目、戻ったな!? 最高だ!!!!! アレクスの王と魔法使い、やっぱりそうでなくては!!! 来い、まだまだこの狂宴を楽しんでやろうじゃないか!!!!」(魔族語)




