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平凡な者の異世界旅  作者: 悠遊之抽


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第29章:魔族大戦 - 序章 - 大逃殺

「ダダダダダ——」(馬の蹄の音が響く)


「報告!ウランクス王、我が軍は前方で魔族と戦い不利な状況となり、すでに撤退を開始しました。貴国も直ちに撤退を準備してください!」


普西ス軍が敗北したとの報が、休息中のウランクス王の耳に届いた。ウランクス王はその知らせに衝撃を受け、言葉を失った。


「まさか、普西ス軍まで敗北したとは…。これでウランクスの冬は確実に来るだろう…」


同時に、前線の普西ス軍は撤退時に混乱に陥っていた——


「早く!早く逃げろ!!」 「うああああーー!!」


元々最前線を守っていた普西ス軍は、今や全軍の後衛部隊となっていた。希德勒夫と帝国元帥の主力軍が撤退する時間を稼ぐため、彼らは魔族軍の進軍を遅らせるよう命じられていた。しかし、彼らは既に戦意を失い、敵と接触するや否や抵抗を放棄し、主力部隊と共に一斉に撤退を開始した。その結果、撤退は次第に混乱し、兵士たちは互いに押し合いながら後ろへ逃げ、後方では魔族の半人馬部隊に追われて命を落としていった。


また、空中の普西ス軍の魔法部隊も次々に魔族の飛竜部隊に撃墜されていった。午前と午後、魔族は太陽を巧妙に利用し、魔法師たちは飛竜部隊の位置を認識できず、非常に不利な状況に陥った。そのため、撤退時には普西ス軍の魔法部隊は多大な損失を出し、もはや効果的な反撃を行うことはできなかった。


その時、空から見ると、魔族領土を横断し、ウランクスの国境へと続く細長い逃亡路が見えた。ウランクスとプシス軍の撤退部隊は数十キロメートルにわたって連なり、兵士たちは必死にウランクス国境を目指して駆けていた。道中では、押し合いへし合いの中で踏み潰されて命を落とす人間兵士や、魔族に追撃されて血みどろになりながらも倒される死体が絶え間なく見受けられた。


これは「撤退」という名の、大規模なサバイバルゲームだ。



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