表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
平凡な者の異世界旅  作者: 悠遊之抽


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/112

第23章: 魔族大戦 - 序章 - 出発

開戦前日の最後の軍事会議……


「その時はウランクスが先陣を切り、この道を通って魔王国の中心に向かうことになる」帝国の元帥が言った。


「将軍、もう一度考え直してください。この道は魔族の中心に通じる道ですが非常に狭く、私たちの兵力は広げられません。さらに、魔族が地形に詳しく両側に待ち伏せしている可能性が高いです。このような状況では、私たちの前後の軍の連絡が途切れ、陣形が崩れる恐れがあり、包囲される危険すらあります」チャリマンが言った。


「心配することはない。この軍は訓練を受け、装備が整った部隊だ。それに加えて、我が軍の優れた魔法部隊もいる。もし伏兵があったとしても、我が軍の力で一瞬で打ち破ることができるだろう」とシードレフが言った。


「安心しろ。魔法で偵察を行う魔法使いを配置し、警戒するよう命じる」と帝国の元帥が言った。


「それでも、このような狭い道で魔族と戦うとなれば、かなりの犠牲が出るでしょう。まずは偵察部隊や先鋒部隊を送り、状況を確認してから進むべきだと思います」とチャリマンが提案した。


「心配無用だ。ただの魔族に過ぎない。すぐに彼らの防線を突破できるはずだ。それに、皇帝の命令で、三ヶ月以内に皇帝が率いる西方軍と魔族の中心で合流しなければならない。魔族大陸は広大だ。こんなことをしていると、皇帝の指示が達成できなくなるぞ」と帝国の元帥が言った。


「しかし……」チャリマンは何か言いたそうだった。


「もう言うことはない。お前は陣地を守っていろ。必要があれば増援を出すだけだ」と帝国の元帥が答えた。


「はい……」


「では、明日からウランクス王国軍が先鋒を務めることにしよう」と帝国の元帥が言った。


「元帥、しかし私たちの武器はプシス王国に劣っており、強力な魔族と遭遇した場合、耐えられるかどうか不安です」とウランクス国王が言った。


「え!? お前たちはずっと魔族討伐をしてきたんじゃないか? しかも、魔族の領地に慣れているお前たちを前衛にするのは、偵察の役割を果たさせるためだ」と元帥が言った。


「しかし……」


「決まりだ、準備をしっかり整え、明日の朝一番に出発だ」


「はい……」


その時、チャリマンはふと気づいた。シードレフが少し笑みを浮かべているのを。


西方連合軍出発の日


「プシス&ウランクスの勇士たちよ、今、魔王は魔族大陸の各部族を飲み込み、人類に対する脅威を及ぼし、神々が人類に授けた豊かな土地を侵略しようとしている。しかし、魔族は神々に見捨てられた怪物であり、神々の祝福を受けていない。だからこそ、彼らは決して成功しない!!!過去も、現在も、未来も、勝利は必ず我々神の子に帰するのだ!!!」


「おおおおおおおおおおおおおお!!!!!」


「出発!!!!」


「へん、あそこがアレクス王国軍か」


「魔族討伐をしないで済むなんて、羨ましいな」


「明らかに装備が優れているのに、戦闘に参加しないなんて、臆病者だ」


プシス&ウランクス連合軍がアレクス軍の陣地を通り過ぎる際、アレクス王国が戦闘に参加していないことに対して、様々な異論があった。


「国王陛下……」


「気にすることはない、彼らのやり方で行かせておけばいい」


「デンプス、何か感じないか? 私、戦闘に参加しないことを心から喜んでいる。見て、あの黒い雲……」


魔族の中心に向かう道中、黒い雲がどんどん厚くなり、雷も鳴り始めた。


「討伐軍が無事に行くことを祈っている……」チャリマンが呟いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ