表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あと何回君に会えますか  作者: 彼岸花
また会いに行くから
5/12

2つの手がかり

このお話は完全フィクションです

再投稿


「起きて!時間だよ?今日も会社じゃないの?」

雫の言葉に目が覚めた。

実に悪い夢だ。最悪の目覚めすぎる。

まさか俺が殺されるなんて。

まだ体が苦しい。あの酷い感覚を体が覚えている。


でも1回目のループで手がかりは少し手に入れた。


1. 13時を過ぎていた事。


2. 犯人は金髪の男だという事。


ナイフとライターを盗んだ理由はわからなかったが、少しでも手がかりは手に入れられたんだ。

未来は変えられるんだ。


実際に、電車で会った男も、雫からかかってきた電話内容も事件が起きた日にはなかった。

俺が2つの出来事を呼び寄せたんだ。

「やっぱり救えるかもしれない...!!」

「何ブツブツ言ってるの。会社は??」

あ、ヤバい!!そうだった...!!会社に行かなきゃ..!

いや、ま、待てよ...?

俺は全神経を使って考える。

「前回は会社に出勤してリトライしてしまった...という事は、今回はリトライしないように休めばいいのでは??」と。

確か、雫は外出していた。今回は雫の出かけ先でも探ろう。ついでに、家に帰さなければ完璧だ。

「あー、今日は休みなんだ!!だから家にいるの!」

「そうなの?休みだったの?」

「う、うん!そうなんだ!」

「珍しいね」

そりゃあそうだ。うちの会社に至ってそんな事はない

平日が休日に?そんな夢見たいな話あってたまるか。

本当にあったら昨夜から自慢してるっちゅうの。

「私は今日用事があって外出するけど留守番しててね。」

「わ、わかったよ。」

「あ、起こしてごめんね?寝てて大丈夫だから。」

「あ、ありがとう。」

いつになってもいい彼女だ。こんな事言ってくれる彼女は生涯存在しないだろう。

ま、そもそも雫以外できないんだけどな...笑

てか、俺が寝るわけないだろ...。こんな大事な時に。

これでも社会人だぞ?ちゃんと分かってるんだ。


目が覚めた。完全にやらかした。時刻は10時半。

「最近疲れてたもんなぁ。。しょうがないよな...」

俺は自分に言い聞かせた。

全部あの何連勤もさせる会社が悪い!!

「いや...これは俺が悪いか...」

何やってんだよ俺...。

それより何かを忘れてる気がする。

「ハッ!雫!!」

俺は目的を思い出して、家を探す。

しかし、雫は全く見当たらない。やっちまった。

これじゃあどこにいったのかも皆目見当もつかない。

「ん〜...これはまずい...1人の命を無駄にしてしまう」

俺は今の自分に出来ることを精一杯考えた。

「わ、分からないからとりあえず外に出てみよう..笑

 思い出巡りでもしてたらやる事も見つけられるさ。

 ついでに雫を見つけられたらラッキーだなぁ...」

俺は、黒いパーカーに着替え、靴を履いて勢いよく外に出た。


ループ2回目


第5話 2つの手がかり 完


尺の都合上短めです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ