表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
他に寵愛のいる旦那様との結婚生活が終わる。もし、次があるのなら緩やかに、優しい人と恋がしたい。  作者: にのまえ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/99

三十二

 お互い軽く挨拶だけを交わして、好きな席に座り昼食を取り始めた。今日の気まぐれは『ゴロゴロミートボールパスタとサラダ、カットフルーツ』で。


 みんなのお昼は塊肉を分厚く切って作る生姜焼き、山盛りご飯とお出汁と鬼人産のお米で作られた米味噌を使い、作るジャロイモと玉ねぎたっぷりな味噌汁。


 早めにお昼を食べて、厨房でみんなの夕飯"カツサンド"の調理中にミリアに聞いた。


「ミリアさん、ジャロイモの味噌汁って残ってます?」

「ん? あるよ、リーヤは味噌汁が好きだね」


「はい、ミリアさんに米味噌を貰って、家で味噌汁を作ってからお味噌にハマりました。野菜いっぱい入れてもお味噌汁は美味しいです」


「そうだろう。私も毎日飲んでるよ、味噌汁は二日酔いにも効く」


 二人で分厚いカツを揚げながら、豆腐、お揚げなど、お味噌汁の具について話していた。


「リーヤ、ご飯と味噌汁おかわり!」


 ミートボールパスタも平らげた、ナサの一言にみんなが続く。


「俺もご飯と味噌汁おかわり」

「私もご飯と味噌汁おかわり、お願いします」


「「僕たちは味噌汁おかわり、ジャロイモいっぱい入れて!」」


「はーい、いま準備するね」


 ご飯もだけど、ジャロイモと玉ねぎの味噌汁はみんなにも人気だ。



「リーヤ、ごちそうさま。今日も美味しかった」


「よかった。でも、ミートボール少し硬かったよね、次はうまく作るから」


 お昼にわたしも食べて"あっ、"焼き過ぎたと気付いた。ミートボールはトマトソースと絡めるとき、余熱で火が通るのに、フライパンで焼くときに火を入れすぎたんだ。


(気をつけていたんだけど……)


「フフ、そう落ち込むな、僕は好きな味付けだった。それと、初めていただいたが味噌汁も美味かった」


「リモーネ君も、美味しいよね」


 昼食を終えて、帰る支度を始めたリモーネ君に伝えた。


「そうだ、リモーネ君。明日はミリア亭の定休日だから……今日と同じ時間に来れば、みんなと同じご飯なら食べられるよ」


「いいや、明日の午後は休みなんだ。明後日に来る」


「そっか、気を付けてね」

「ああ」


 リモーネは手を振り中央区に戻っていった。





 これはリモーネがミリア亭に来る、少し前のこと。

 市街に見回りに出ているカムイとは別、第三番隊て詰め所では令嬢達からの贈り物すら受け取らない、真面目なリモーネ隊長の話を隊員が話していた。


「おい、見たか? リモーネ隊長が慌ててどっかいったぞ」


「ああ、すさまじい勢いで、走ってどこかに行ったな」


「まさか、あの堅物隊長にお気に入りの子でも出来たのか?」



「「まじ、あのリモーネ隊長に!!」」



 こんな話を隊員にされていたとつゆ知らず。

 ミリア亭でお昼を終えて、中央区にある第三番隊の詰め所に戻ったリモーネは、興味津々な仲間の隊員に質問攻めにあうのだった。


「リモーネ隊長、気になる子でもできのですか?」


 と。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ