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ユウの理  作者: ペンペン中将
【プロローグ】
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歴史の始まり

 男は世界に疑問を抱いた。いったい何が正義で何が悪なのか。何が正しく何が間違いなのか。だから男は世界を回ることにした。その答えを見つけるために。自分で確認するために。



 この世界にはある「力」の概念が存在する。その名は「命力(ヴァイタル)」。命あるものすべてに流れる力。「人類」はその力を応用し、強力な攻撃手段として「命術(ヴァイタリック)」を開発し、戦争に利用した。そして特に命力が高く、その力で戦争に大きく貢献した者を、各国は「英雄」と称し、人々に称えられた。いつしか多くの人は、「命術は人を殺すために存在する」とまで考えるようになった。



 それは四百年前のこと。人間族、獣人族、鳥人族、海人(かいじん)族、鱗人(りんじん)族の5種の「人類」がそれぞれ争いあっていた。ある日、人間族と鱗人族が戦争をしていた地域に一匹の化け物が落ちてきた。黒くスライムのようにドロドロとした見た目のその化け物を確認するために、一人の兵士が近づいた。そして、あっという間に「喰われた」。そしてその日、両種合わせて五万人ほどいた兵士が、一夜にして姿を消した。それは始まりだった。地上の生命が約六割が失われ、英雄たちが命を散らし張った障壁で暮らすこととなる、人類の新たな歴史の始まり。




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