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FROG☆SHOUT  作者: 山口
9/23

覚醒

宿でデメテルについて聞いた。国王軍と言っても特にすることはないらしい。戦争やテロの時以外は訓練と待機が仕事内容だ。幹部ともなるとすることはないらしい。


覚醒についても聞いた。覚醒は1人にひとつの特徴しかなく、覚醒の種類は大きく3つに分かれる。


物理系は物理的なエネルギーを出すことが出来る能力だ。デメテルの衝撃波の他に、熱によって火やレーザーを出すことが出来る


物質系は物質を生み出すことが出来る。水や石、金属などを出せる。お金出せないかな。


最後は変形系、体を武器状にしたり動物の一部になったりできる。


それぞれの特徴的な戦い方を覚えて攻略しなければ行けない。


今思えばリュウに殴られる時、当たる前から衝撃を感じていた。きっと奴も物理系の覚醒者だったのだろう。

覚醒した能力を使うと体力がかなり消耗されるらしい。これがデメリットか。



次の日から能力を覚醒させるための訓練が開始した。

基礎戦闘力がなければ覚醒は使えない。

まずは森での練習か。木々を避けながらひたすら森を往復する。持久力と精神力を鍛えるのだろう。これを毎日やるつもりか。


初日は吐くほど辛かったが、2週間たった頃から楽になり簡単に済ませられるようになった。


その頃から新しい特訓も始まった。実践的な練習だ。覚醒してないデメテル相手に二人がかりで攻撃を避けて攻撃を当てに行く。だめだ。避けるのに精一杯で攻撃する暇もない。その上避けきれない。


ある日、1度だけデメテルに攻撃が当たった。というより水をかけた。デメテルは驚いていたが自分が何より驚いた。水が出たのだ。手から。

ユウト「これが覚醒か」

デメテル「物理系の水の能力だな。使い勝手しだいで打撃、斬撃、狙撃、防御、様々な活用ができる。」


ここから俺とベンは別練習になった。ベンはひたすらデメテルとマンツーマンで、俺は水を出す練習。特殊な魔法のような能力らしく、体の水分がなくなり脱水症状になるとかいう馬鹿な話はないらしい。とりあえず打撃だ。木を揺らせるようになれ、と言われてひたすら気に水を当ててあるが実際威力なんてウォシュレット程度だ。消防車くらいの威力になるのはいつだろう。


最終日になり再び2対1の実践練習になった。おれの覚醒は消防車にこそなれなかったが、なかなかの威力まで出すことができるようになった。

そして、喜ばしいことに、ベンも能力を覚醒させていたのだ。でも変形系でそのまま実戦経験を積んでいたそうだ。


ベンの覚醒は硬さを増す能力だった。打撃にも使えるし、武器にも宿せるようだ。見た目は大して変わらないが、拳を握ると鉄のような色になった。これはとても頼れる。


だが、1度もデメテルに攻撃を当てることはできなかった。俺らが強くなるたびに少しずつ本気に近づけて行った。彼の本気の強さはどれほどなのだろう。


宿で休んでいると、デメテルが「もうひと月経った。そろそろあいつが来る頃だ。」と言った。明日で訓練を終えるつもりらしい。


次の日、朝早くに起こされ、支度して森に向かう。持っているものはでかい結束バンドだ、

まじかよ、あれをまたやるのか。


予想を裏切らず、イノシシの住処に行くと、やつがいた。

長いですね、申し訳ないです。

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