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FROG☆SHOUT  作者: 山口
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トドメの一撃

しまった!作戦失敗だ!

無様に倒れた俺にベンが叫んだ

「戻ってこい!失敗だ!」


落ちたナイフを拾いながら俺はリュウから逃げた。先に雑魚を倒してから2人でリュウを倒そうと決めた。

雑魚は残り12人。ベンもこの量には守ることしかできなかったようだ。


俺が低い姿勢で飛び込み一人を殴り飛ばす。ベンはヌンチャクを振り確実にひとりづつたおしていった。なかなかの強さだ。これならずっとやっていけるだろう。

2分もたたずに雑魚は誰ひとりいなくなった。知らない旅人もリュウにやられたようだ。血を流して倒れていた。


残るのはは3人、俺とベンとリュウだ。いくらリュウが強くても2人がかりなら楽生だろう。

2人で挟む形になり、2人は武器を構えた。ベンがヌンチャクで殴りかかるがリュウは受け止め横に流す。そのタイミングを狙いおれがナイフで飛びかかるが、うまくよけられてしまった。


何度攻撃をしてもリュウには傷1つつけることができないまま6分が経過した。そろそろスタミナの限界だ。


ふとした瞬間だった。視界の隅っこで何かが反射した。叫んだが間に合わなかった。ナイフだ。ナイフが飛んでベンに刺さった。ずっと隠し持っていたのか。だから旅人は血を流していたのか。リュウはベンに向かって歩いていく。とどめを刺すつもりだ。ここでベンを助けに行くとリュウを倒すチャンスが無くなってしまう。俺は必死に考えた。どうすればリュウをひるませることができるのか。


ふと目に付いた雑魚、倒れている雑魚から鉄パイプを奪い取りリュウに投げつける。あたった!一瞬動きの止まったリュウの顎めがけて思いっきり拳を振った。すると初めて観客が湧いた。リュウが膝をつくことなど珍しいみたいだ。膝をついたリュウに思いっきりローキックを放つ。勝機がでてきた。



それ以降はお互いノーガードの殴りあいになった。が、明らかに向こうのパンチのほうが重く、だんだんリュウが有利になっていった。どこかで大逆転を狙わなきゃ。何かいい手はないか記憶の隅を探すとある漫画を思い出した。あれしかない、クロスカウンターを狙おう。タイミングを間違えば、もう使えないだろう。最後の一撃に取っておくんだ。

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