特訓の成果
高さ5メートルのイノシシを見るのは2度目で、さほど驚かなかった。むしろ新たな力を見せてやろうとワクワクしていた。
イノシシはこちらに気づき襲いかかってきた。俺は横に転がりながら避ける。ベンが高く飛びイノシシの顔面に殴りかかった。イノシシが倒れた。いきなり覚醒を使ったのだろう。
だがイノシシは起き上がった。俺はイノシシの後に回り込みナイフを構えた。思いっきり飛び太ももにナイフを突き刺した。イノシシは呻き、蹴り飛ばされてしまった。イノシシは足を引きずって逃げていく。今がチャンスだ。進行方向に回り込んで、手の平に力を込めた。いよいよ特訓の成果わ勝る時だ。
真上に手をかざし集中する。溝落を狙って水柱を放つ。…つもりだった。首に違和感を感じて「きゃっ」と女子みたいな声が出たのと同時に手が力んでしまった。だがそれがいい方に転び、とてつもない威力の水鉄砲がでた。直径1m程の水柱が回転しながらイノシシに当たり、イノシシは仰向けに倒れた。
ベンもデメテルも驚いているが、一番驚いてるのはもちろん俺だ。こんな才能があったなんて、、、、
ベン「俺の活躍目立たなくなったじゃねーかよ。」
デメテル「ユウト君。こんな才能を持っていたなんてな。想像以上だ。」
背中に虫が入って驚いて力んだなんて言えない、、、、どちらにせよ二人の覚醒が完成したんだから構わないや!
二人でイノシシを担いで山を降りた。
ギルドでガッツリポイントとゴールドを受け取り、宿に帰った。今日は豪華な食事が食える。
宿でデメテルに闘技場に出るように言われた。ついに特訓が終わりだ。気づけばA1までランクが上がってあたし、デメテル曰くいまの俺らはS以上の力を持っているそうだ。
次の日、食事をしていたら、突然質問された。
デメテル「お前ら、このまま冒険だけしてくつもりか?」
ベン「当たり前だ。このまま冒険して強くなってくに決まってるだろ」
デメテル「そういう事じゃない。お前ら、国王軍に入らねぇか?」
ユウト「国王軍??」
デメテル「国王軍8人の幹部でそれぞれ独立した部隊がある。俺の部隊は特殊な覚醒者のみで固めた特攻部隊だ。それに入らねぇか??」
ベン「それはいいな。職がもらえて、強くなれるチャンスがあるし乗ってみようぜ!!」
ユウト「あぁ!俺も入りたい!」
デメテル「ただ今はすることないし呼んだら来てくれ。電話番号を渡しておく。適当に冒険して強くなっていてくれ。」
デメテルを送り出し、闘技場にエントリーしてから市場へ行き、電話を買い、武器のメンテナンスをした。だいぶ傷んでたようで新しい武器を勧めらた。
似たようなナイフがあったのでそれを購入した。3000ゴールドもした分、軽くて硬いいいものだった。
午後になり、Aランクの闘技場がスタートした。
この町のルールは2対2のトーナメントだ。
だからデメテルは2対1の特訓をあんなにやっていたのか。




