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四季の詩

冬の詩『雪景色』

作者: 中島 透乃

『雪景色』




なぜ立ち止まった


ままなのですか?


真白な雪が


しんしん降って


貴方の跡を


埋めてゆきます


もう充分ではないですか




いつの世も


にこにこと


笑った人が


好かれるけれど


私は泣いた


貴方が好きです




貴方の無言は


優しいからで


冷たい肌は


厭わぬからで


震える吐息は


悔いているから




緋色の涙はもうたっぷりと


貴方の心を裂いたでしょう?




真白な空から


真白な雪が


責めることなく


しんしん降って


ぼんやり明るい


払暁の街


優しい世界に


甘えても


もう良いのでは


ないですか?
















**********************


心に疚しいものがあると、雪の白は厳しいものです。

心に傷があると、雪の白は痛いものです。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  私に問いかけてきた気がしたので、お答えします。  私は、春を確信しております。  沈黙はしておりません。 [一言]  いつも楽しく読ませて頂いています。ありがとうございます。
2018/01/13 19:29 退会済み
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