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人を殺せない主人公はファンタジーには向かない件

作者: どくどく

僕が子供の頃、触れる事の多かったファンタジーはヒーロー物の物語でした。

そのヒーローは敵の怪物を倒してく、怪物は最後爆発してこの世界からいなくなる。そして被害も収まりハッピーエンドの終わりかた。

そう負けると爆発し消えていなくなる。この事実、この事実を知りながら主人公は戦い敵に勝ちまくり最後は全ての敵がいなくなる。そんなファンタジーの物語を見て育った子供時代。


そして数年がたちアニメ、漫画、小説とファンタジーの幅が広がって行きました。

しかしそこである違和感を覚えてしまいました。

・・・・それは、主人公が人を殺さないと言う事が普通になっていると言う事です。僕は色々なファンタジーの世界で、殺さない殺せないと言う事への不自然さ、差別意識主人公の存在への不満が募って行きました。

だから僕はこんな質問をしてみたい。


「皆さんは人を殺した事がありますか?」と


私は、ありません。それが当然、普通、当たり前、だと思うし。それを望んだ事もありません。


ですが、それはこの時代のこの国に生まれたからです。もし時代が違えば国が違えば人に殺される危険、人を殺す経験をしたとしてもおかしくはありません。

ではなぜ今はその心配がないのか、その経験が必要無かったのか。それは力です、力をみんなが使えてしまうからです。

それは殺す側にに対して殺される側は国という後ろ盾を得ることで強力な力を手に入れられると言う事です。

そう、そのものが決めた事を願いを守ればその者のの力を使いその差分の対応を得る。

これはまるでチートでしょ。


力には差があればある程、上下の判別後の対応が変わってい行きます。まずやられたらやり返すような同対応。そして自分との一定の距離を離す、隔離対応。相手への万全の対策、対応が可能時には放置対応。そして最も差が開くと相手へ情け、同情をするような対応、保護対応となる。相手がいくら爪と牙で殺そうとしても、まるで気づかずに頭をなでるそんな行為。





ファンタジーではよく自分のチートの能力で調子に乗って「僕は神だ!」「愚民共、凡人共が!」「選ばれた存在だぞ!」という転移者が悪とされ敗者にされる。ならチートの力で得て、その力で放置や保護の対応をする主人公も同レベル、嫌もっとたちの悪い調子の乗り方をしていると感じてしまう。


ここで一つの例をあげる。


とある海賊になった一人の少年、子供のころからあこがれたその海賊無事なる事が出来た。しかも仲間も集まり海賊団と言っても恥ずかしく無いまでに成長した。しかしこの少年、海賊団の船長にもかかわらず人を殺す事をしてきませんでした、そしてこの少年はファンタジーの主人公です。


ファンタジーの主人公と言うのは色々なトラブルに巻き込まれる物です。そしてこの物語海賊が出てきます。・・・・そう海賊同士での衝突があるのです。ですが主人公殺しはしません。隔離、保護するだけの力を持っていません。じゃあどうするか。

・・・放置です。放置して行っちゃうんです。むかしむかし敵対した赤い鼻のピエロ海賊がいました。そのピエロの船長と敵対し撃退。その後放置して話は一時終了。ですが今、そのピエロはたくさんの賊を束ねる船長になっていたのです。さて問題です海賊が欲する物、酒、肉、女、金、はどっから持って来る?用意できない場合、どうやって不満解消する?

汗水たらして働く?誠心誠意告白する?残り物は無いかと誰かに恵んでもらう?

チッチ、チッチ、チッチチ

そんな事海賊がしませんよね。

そう盗む、襲う、奪うこれです。商船を、海沿いの村を街を襲い船旅の不満を解消する。それが海賊。


もしあなたの近くに海賊がいたらどうします?


え?海賊なんていない?・・・・海賊というのは武力をもった無職の集団ですよ?本当にいませんか?

あなたの学校に、職場に、家族の中に。。。。

そんな奴らを自分の力のみで不殺の撃退、撤退出来ますか?


・・・・・・・


ねえ?殺人は素晴らしいでしょう?非現実の世界の事象結果は、殺人こそがよく似合う。


ホーホッホッホーーー



ガチャ、バーン


「ヒロシくん!!何時だと思っているの!」


後ろにある僕の部屋の扉が勢い良く開く。

「ちょっと!ママ!勝手に開けないでよ!」

と部屋に入ってこようとする母親を押し止める。

「ヒロシ君、明日はショッカー養成専門学校の入学式でしょ?最後に受かった学校なんだから絶対行くのよ?ほら!早く寝なさい。」

と母親に諭される。

「わかってる!もう寝るから。速く出てって!」

と扉を閉めた。


(なんで俺の所だけ下っ端で死ぬリスクしょってんだよ!くそ!こうなったら、平等に全ての敵は最終的には殺される!って常識の世の中にしないと割に合わねぇ。それになんで主人公は二ートばっかでよくて俺等は死亡リスク有り、言葉制限「イィーー」のみのブラック企業なんだよ。それに装備が終始、全身タイツのみって何だよ!簡単に死ぬのは全部装備のせいだろうが!全死因タイツ。。。)

そして扉の隙間から。

「もーヒロシ君。さっきから何やってんの?ひとりでテレビに向かって喋ってたかと思ったら、今度は睨みつけたりして!」

と声がする

「覗くなよ!それにこれはテ、テレビじゃないから!コレタブレット!pc!」

っと怒鳴る

「あーはいはい、ASUS ZenPad Z580CA-WH32 White tablet ね」

「・・・知ってんじゃねーかよ。」

と起動中のエー?エスス?エスッス?・・・タブレットに気づき急いで操作する。


「あ!やっ、べ!」


ホーホッホッホーーー

NowLoading ○●○●○


ダン!!

「次回は「自分の能力を簡単に他人に暴露する主人公は軽率すぎてファンタジーには向かない件」です」


(あいつらはみんなぼっちにしてやるんだ)






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― 新着の感想 ―
[一言] まったくもって同意します。 絶対殺さない意思はご立派ですが、それは読んでいる方にとってはストレスにもなり得ると思う。 人死にを出したくない、書けないのなら書かない方が良いとさえ思っています。…
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