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四つ巴全面戦争  作者: 水瀬咲良
第1章 幼少期
3/3

第3話「1時間目―身体能力―」

まずおれたちはうんどうじょうに出て、じゅんびうんどうをした。

身体能力アクティブのそくていをするらしい。


父さんがおしえてくれた。

おれたちキコっていうのは、身体能力や魔法マインの力はほかの子に比べてひくいんだって。

でも、おれはふつうのキコじゃないみたい。

おれはうんどうもまほうもとくいだから。


今からやるそくていは、まずしゅんぱつりょくっていう、50m走。

ふつうのこは12びょうくらいだって。


初めにやったのは、クラスで1ばんせのひくい子・・・15びょう。

次の子・・・18びょう。

次・・・16びょう。

・・・14びょう。

・・・12びょう。

・・・


さいごがおれだった。

今までで1ばんはやい子で10びょうだった。

せんせいの笛のあいずではしりだす。

はしってるときはなにもかんがえなかった。

はしりおわったあと、せんせいを見ると、せんせいはありえないものを見るような目でおれを見た。

・・・その目もあんまりいいきぶんはしなかった。

タイムは、9びょう。

父さんとおいかけっこしたけっかだ!


  




**********



次はわんりょく?っていううでの力のそくていで、ロープのぼり。

10m上までうでの力だけでのぼっていくみたい。

下にはマットがしいてあって、おちても大じょうぶそう。


でも、だいたいの子は上までいけずにおちちゃってた。

響希は楽そうにのぼっていった。

夏美は少しくるしそうだったけど、上まで行った。


つぎはおれのばん。

のぼったことはなかったけど、けっこういけるんだなって思いながらのぼった。

手がちょっといたかったかな。






**********



次がさいごの、じきゅうりょく。

2kmをはしったじかんをそくていするらしい。


さいごはみんないっしょにはしった。

けど、みんなはすぐにおれのうしろにいった。

おれのちかくにいたのは響希と夏美だけだった。


はしりおわったとき、じかんは15ふんくらいだった。

はやいのかおそいのかよくわからないけど、でも楽しかったからいいかな。


ぜんぶおわったあと、くろなみせんせいは紙とにらめっこしていた。

むずかしいかおをしてて、そのあとすぐに「休み時間」っていって、どっかいった。

どうかしたのかな。



「愁すごいな!」

「え?」

「身体能力でぜんぶぶっちぎりの1いだったじゃん!」

「うん。愁すごかった!」

「・・・そうかな。でも、2人もすごかったね。」

「だろ!父さんとおいかけっことかしてたんだ!」

「わたしも身体能力を上げるためにいろいろやってたんだ。」

「おれも。」



やすみじかんはぜんぶ響希と夏美としゃべっていた。


そしていつのまにか、話がかわっていき、見た目の話になった。



「響希の目は青っぽいんだな。」

「あぁ!これは父さんの色!ビー玉みたいで好きなんだ!あ、もちろんかみも!

 そういえば夏美の目は黄色だな!」

「これは母さんの色なの。髪は父さんの色。・・・愁は目も赤ね。」

「かみの大たいの色も目も父さんの色なんだ。父さんが言うには、おれのかおは母さん似らしい。」

「へぇ・・・そうなんだ!」

「でも、外に出るとみんなわたしをみてヒソヒソ話すの。」

「おれも・・・。」

「・・・おれもだよ。」



おれだけじゃなかった。

キコっていうのはやっぱりヒソヒソ言われるんだな・・・。

見た目とかしかかわらないのに、なんでそんなこと言われるんだろう。


みんな、ただのにんげんなのに。



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