衝動編 第五章
+ 想 +
あの後、田淵さんが来て、色々と私たちと話して解散しました。
結局、正輝は事件現場には呼ばれず、田淵さんが電話で大まかに説明しただけですまされました。その時、私は正直ほっとしていました。
きっと、この場に正輝がいても、なにを言ったらよいのか分からないからです。
だけど、明日学校に行けば話すことになる。
そのもやもやとした気持ちを抱えながら、
私は、
その日、眠れぬ夜を過ごしました…………。
正輝 (朝早くに教室に行く)……椎奈。
椎奈 ………おはよう………(目が真っ赤)。
正輝 ……あ~、えと、昨日のことなんだけどな。やっぱり、誤解したまま帰ったんじゃないかと思って……。
椎奈 ……誤解…なにが……?(無表情)
正輝 その、これはその人のプライバシーに関わることだから、他の人には言って欲しくないんだけど……(真剣な瞳)。
椎奈 あ、うん……………。
正輝 実は……(と、きちんと事情を話す)。
GM つまり、ホテルに誘われたことも?(笑)
正輝 誰がするか(笑)。「……というわけなんだ」
椎奈 ………そう、そういうこと…だったの………(安堵)。
正輝 だから、ホテル前ってのはただの偶然で……。
魅呼音 おはよー……。
正輝 あ、おはよう。
椎奈 魅呼音……。
魅呼音 ん、なに?
椎奈 昨日のあれ……なんだか勘違いだったみたい……(ぽつり)。
魅呼音 え……?(→実は、魅呼音も眠れなかった)
椎奈 あのあれは……。
正輝 魅呼音は澄さんのこと知ってるんだよな? だったら、「椎奈、言わないでくれっ!」って視線を送る。
椎奈 …………。
正輝 (魅呼音に)そう、ただの誤解だったんだよ(苦笑)。
魅呼音 べ、別にあたしはそんなことなんとも思ってないから……。
正輝 そ、そうか(ほっと安心)。
魅呼音 …………。
GM 逆にそういう反応をされると魅呼音は傷つくよなぁ~(苦笑)。
(正輝 じゃあ、どう言えばいいんだよ?)
(夕美 変に隠し事するのがダメなの(苦笑))
GM さてと、一時凌ぎとはいえ修羅場をくぐりぬけたか(笑)。その昼休みに志木瑞香と美空 節子が話しているのを見かける。
/瑞香&節子 「わたし、気にしていませんから、謝らないでください。すみませんすみません」「だから、あたしの方が謝ってるんでしょ!!」みたいな(笑)。
正輝 どっちが謝ってるんだか(苦笑)。俺が介入する必要もないし、そっとしておくか………。
+ 危険 +
GM そして、その日の夜。田淵さんにみんな呼ばれる。ちなみに、UGNの運転手が乗った車の前に田淵さんがいる。
/田淵 「(淡々と)実はですね、昨夜から家に帰っていない人がいまして」
椎奈 榊学園の生徒……?
GM/田淵 「そうです。……ところで、春日くん。台風が来た日、何時ごろ家に帰りましたか?」
正輝 え、俺? えっと、確か猫を拾った日だから……午前11時ぐらいでしたけど。
GM/田淵 「それでしたら、台風が来た前日はなにをなさっていましたか…?」
正輝 え、なにをしていたっけ……? ……ああ……あん…いや、日和川さんの家に行って夕食をとっていました……けど……。
GM/田淵 「なるほど。それで、昨夜はなにをなさっておりましたか?」
正輝 昨夜……(椎奈のことを思い出す)……(沈黙)。
一同 黙っちゃった(苦笑)。
GM/田淵 「ふむ…(思案)」
正輝 え、それはどういう……?
GM/田淵 「実はですね、昨夜から家に帰っていないのが、日和川アンナ、伊集院十和の二人なんですよ」
正輝&魅呼音 えっ、アンナが!?
椎奈 ……それって、つまり……。
GM/田淵 「近頃目覚めたサラマンダーの能力者、そして家に帰ってこない人間と関わりがある……春日くん、あなたが一番怪しいのですよ(にっこり)」と拳銃を構える。
GM/田淵 「UGNに炎を操る能力を隠していた可能性は否定できません」
正輝 そ、そ……。
魅呼音 (割って入って)正輝はそんなことしないわ!!!
GM/田淵 「ああ、気を悪くしないでください。これも、仕事のうちなんですよ……。申し訳ありませんが、UGNの施設までご同行願えませんか?」
正輝 ま、待ってくれ!! アンナは、アンナはいったい!?
GM/田淵 「ですから、それを今から施設であなたに訊ねるのですよ」
椎奈 それはありえません。昨夜、正輝は……。
正輝 椎奈…それは……。
椎奈 でも、正輝が疑われてる……(訴えるような目)。
GM/田淵 「指宿さん、彼をかばう気持ちは分からないでもないですが、ここは冷静に判断されてもらわないと困りますよ」
椎奈 正輝…………(訴えるような目)。
正輝 だから、俺はそんなことをしていない!
魅呼音 正輝、全然説明になってないわよ(苦笑)。澄さんに変に義理立てしない方が……あんたって人は…はぁ(ため息)。「ちょっと、アンナがいなくなったんでしょ!? そっちの方が…」
GM/田淵 「ですから、それを彼に聞くのですよ。さあ、車に乗ってください(銃を押し付ける)」
正輝 (腕を払いのけて)そんなことを言ってる場合じゃないだろ!! アンナが!!!
(椎奈 それは正輝の方……)
(夕美 澄先生……ここまで庇ってくれて、嬉しいのかな?(笑))
GM もちろん(笑)。
正輝 その頃、俺は椎奈と会っていたんだ!!
GM/田淵 「どうなんです?」
椎奈 はい。ホテル前で年上の女性と……(と、概略を話す)。精神的に悩んでいたようですので、それを正輝が慰めていました。その後、彼は私と一時的に合流しました。
魅呼音 …………(昨夜の事情を初めて聞かされた→ただし、男絡みの話はぼかした)。
GM/田淵 「それは、何時頃です?」
椎奈 ノイマンなので詳しい時間も覚えています。
GM そうかな? あの時、椎奈は精神的に動揺していて明らかにそれどころじゃないと思うけど?(ニヤリ)
椎奈 (うめくように)……それは、事件の少し前としか……。
GM/田淵 「つまり、彼にも事件を起こすことができた、ということですね?」
椎奈 ……はい(悔しそうに)。
正輝 待ってくれ!! 伊集院はアンナのことを狙っていたんだ! だったら……。
GM/田淵 「しかし、伊集院十和がレネゲイドウィルスに感染したという事実はいまだ確認されておりませんよ。あなたなら、発症していることは立証済みです。あなたが伊集院と諍いを起こしていることも目撃されてますしね。……さあ、車に乗ってくれませんか?」
正輝 くそっ、そんな悠長なことを言ってる場合か! 話にならない、俺がアンナを見つけるっ!(逃亡)
*正輝、暴走(笑)。
GM/田淵 「待ちなさい!!(引き金を引こうとする)」
魅呼音 正輝っ!!!(と田淵の腕にしがみつく)
GM じゃあ、あらぬ方に弾が飛んでいく。
正輝 (逃げ切った)
GM/田淵 「……困りましたね、暁さん。UGNに逆らうような態度は……」
魅呼音 …………正輝は……絶対に…違う…………。
椎奈 ……(こくりと頷く)。
GM/田淵 「(二人を見渡して)…………あなた方がそこまで言うのなら仕方がありません。いいでしょう……一つだけ、怪しい場所があります。ひとまず、そこに行ってみますか」
椎奈 ……了解。




