あの時、この時（ネタ帳）

いつかの終わりに＠１

あの日消えた時間が走馬灯のように自分の中に繰り返される。

私は夕日が沈みそうな海辺にいた。

空が赤色に今日の終わりを告げようとしている。

目の前には自分がいた。

私はこの風景が好きだった。

陸を見れば先に道が広がっていて、

海を見れば、そこには水以外に何も無い。

この世界では当たり前のことかも知れない。

しかし、幾千と生きる道を与えられた自分はそれらと似ており、当たり前の一言で片付けるのは容易ではないぐらい言葉に出来ない何かなのだ。