閑話 女扱いされると喜ぶ、ネファー
〜普通だったら、逮捕〜
ファウ「……前から思ってたことだけど、なんで髪長いの。自分のこと、メスだと思ってんの」
ネファー「…………短いと、落ち着かなくて」
ファウ「キショ。だから変な男に、捕まるんじゃねーの」
ネファー「で……でも、その方が反応いいし……。リアのお父さんだって、『可愛い』って言ってくれるから」
ファウ「…………そう。それは良かったね(……何で罵倒されてるのに、嬉しそうな顔すんだよ。ほんと"昔の自分を見てるみたいで"、イライラするな)」
〜やめましょう〜
ファウ「……君って、あいつの事『可愛い』と思ってるの。写真に収めるくらいだから、よっぽどの事なのかなって……」
小唄「……あんま見ないタイプだし、"オレの言うこと聞いてくれる"から、期待に応えたいだけだけど」
ファウ「でもあいつ、男だよ? 女の格好させるのは、いくらなんでもかわいそうじゃない? 俺はされたら、絶対イヤだから」
小唄「前に、リアが言ってたんだよ。『あいつ、女扱いされると喜ぶからそうしろ』って。だからそうしてる」
ファウ「……君の"天啓"も、お恵みってわけか。君がありがたがる"神"とやらも、なかなか憎いことするじゃないか」
小唄「だからお前も、"ネファーと関わる時"は、そうした方がいいぞ。息子が死んだら、お前だって悲しいだろ」
ファウ「…………今は、ね。この先どうなるかなんて、学者にでもならない限り分からないよ」
小唄「(……死ぬ時は、ファウより後に死のう)」




