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閑話 「レイリタ」が嫌って、わけじゃないけど……
一時間前に、リアかららいんがきた。
「友達んちに泊まるから、ご飯ナシで!」と、ポップなメールが送られてきた。
となると、リタと二人きりか。
リタは多分家に居るだろうし、"私の勘が正しければ"、期待通りスカートを穿いているはず。
「……おかえり。レイス」
やっぱ、一人か。
「……あいつは、どうしたんだ? 何の連絡もないから、心配……なんだけど」
「あいつは、友達の家に泊まるそうだ。まあ……、居ない方が助かることもあるけどな」
"その言葉"を聞いた瞬間、リタの顔がパァァァと輝く。
「じゃ……じゃあ、楽しいことも……」
「なんでも」
天井に高々と拳を上げて、ガッツポーズをするリタ。
リアが居る時はこんな表情しないのに、「二人っきり」の時は無邪気になる様が愛おしい。
「夕食は食べたか?」
「……食べて、ない」
テーブルに視線をやると、ポテトチップスの袋があった。
「ピザでも頼むか」




