表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Yの創作倉庫  作者: もず
42/86

閑話 悪魔に近い女

「友達」と見たい本を選んでいると、ふと彼のことを思い出す。


 今日は家で「ホラー映画」を観る約束をしたのに、気分じゃなくて私の方から遠ざけたことを。


「アイちゃん、どうしたの? また、考え事?」


「…………帰る」


「そうした方がいいよ。合流した時から、浮かない顔してたから」


 私と同じ学校に通う最上もがみちゃんは、優しい。


 満月の夜になるとうるさくなるが、それ以外の時は冷静な判断ができる。


「ありがとう……。あとで、らいん送るね」


「うん。またね」


 *


「? 誰だろ? 宅配の人かな」


 お姉さんがカーテンを開けると、そこにはアイちゃんの姿があった。


 アイちゃんは靴を脱いでリビングに入ると、泣きそうな顔でオレを見上げた。


「……だ、大丈夫だよ……。何か事情があって、破ったんだな……って」


 思えるはずもなくて。


「今から観れば? その間、僕は外出するから」


「どこに行かれるんですか」


「どこでもいいじゃん」


 詮索したら、嫌な顔された。


「夕方ぐらいには、帰ってくるからさ。事が済んだら、色々聞かせてね」


「……ぜったい、言わない」

きくおさんの「"My Time"」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ