閑話 ※来てくれたらしい
〜ストーカーも、度が過ぎるとこわい〜
カプリ「こ、航太くん……その」
航太「(緊張してる……)行ったよ。別の世界に飛ばされたような店だった」
カプリ「そ……、そうなの! 宇宙を感じられて、すごく良いなって。季節によって、星座が変わる仕組みで……」
ひなた「(中が暗すぎて、待ってる間電子書籍読みにくかったんだよな……。センパイが『寝たい』って言って、そうならざるを得なかったというか)」
カプリ「こ、今度二人で行かない? あ、ダメだったら今のはナシで」
航太「他のところにしてくれない?」
カプリ「(地雷踏んだ……、のかな。いやいや、考えすぎ。他も紹介してって、ことだから)」
航太「あと二人っきりは、ナシで。ひなたと太郎込みじゃないと、オレは行かない」
カプリ「(え〜? 好きだと思ってたのに、友達と同伴じゃないと行ってくれないの〜?)そ、それはちょっと……」
ひなた「(……二人っきりって、色んな意味で怖いですし。今回で、終わりかな)」
カプリ「それなら、何で私と話したの。聞きたいことだけ聞き出して、飽きたら終わりなわけ?」
航太「何か勘違いしてるみたいだけど、一方的に恋心を募らせてるのは、お前だろ。オレは誰とも特別な関係になりたくないし、さっぱりとした付き合いが好きなの。両想いだったら成立するけど、どちらか片方が拗れてたら、ただただキモいだけだよ」
ひなた「(……今後、連絡してくることはないだろうな)」
〜分かろうという努力はしてる〜
ひなた「(昨日あんな事があったのに、学校来れるんだ……。あの人も、必死なんだな……。占いなんか読んで)」
スピ=怖いイメージだから、あまり信じたくない




