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あの日の一歩  作者:
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プロローグ

 外では雨が小さな音を出して降っている。

 僕は放課後、今では使われている教室が二、三個しかない小さな分校の教室だった部屋にいた。

 なぜか「相談事なら僕」という良くも悪くもない評判があるらしい。担当している授業が終わってから生徒に”放課後相談したいことがある”と話しかけられた。幸い、今日は特に忙しいと言うわけでもなかったので、放課後に相談にのれた。

 二つの机を合わせ、生徒がする前までに準備する。机の上にはその生徒の相談事を書き込むためのメモと鉛筆、ポットと急須、コップといくつかのお菓子を入れた浅めのボウルを乗せる。

「これぐらいかな…」

 僕は独り言をつぶやいた。時間まであと数分だ。おそらくそろそろ来るだろう。

 さて、今日はどんな悩みを抱えているのか、どう言えば伝わるだろうかなどを考えていると、教室のドアがノックされた。

「どうぞ」

 僕が声を掛けるとドアがゆっくり開いた。

「待ってたよ。おいで」

 僕が手招きをすると、生徒はリュックが見えるような深々としたお辞儀をした。その後、借りてきた猫のように周りを見渡しながら入ってくる。

「座って」

「あ、はい」

 生徒はリュックを下ろし、机の下に置いた。

「お茶とコーヒー、どっちがいい?」

「あ…えっと…お茶で、お願いします」

「わかりました」

 僕はお湯を急須に入れ、コップに注ぐ。そして、生徒の前に置く。生徒は軽く頭を下げる。

「あ、ありがとうございます」

「どういたしまして」

 僕も椅子に座り、お茶を一口飲む。それを見た生徒はおずおずとお茶を飲んだ。

「おいしい…」

 生徒がホッとするようなため息をついた後、僕は話し始める。

「それじゃあ、ここのルール、というか約束を一つ話すね」

「約束?」

「うん。ここでは、僕と君は平等。上も下もない。だから、お世辞も敬語も必要はないよ。勿論、無理に外してほしいってわけじゃないから無理はしないで」

「わかりました」

「それだけ知ってもらえれば大丈夫。あ、それと、お菓子も食べていいよ。いっぱいあるから、好きな物があったらどんどん食べて」

「…ありがとうございます」

 生徒はまた頭を下げた。

「じゃあ、相談会、始めよっか」

「はい」

「まず、夢と好きな物を教えてもらってもいいかな?」

「好きな物…?」

「うん」

「えっと…とりあえず公務員を目指してて…。好きな物は…ゲーム…ですかね…」

「ゲームかぁ…面白いもんね」

「あの、これ、相談に必要なんですか?」

「ううん。僕が知りたいから」

「…」

 生徒は怪訝そうな表情で僕を見た。僕が毎回この質問をすると相談に来た生徒は不思議がったり、怪訝そうに見たりする。

「本題に入ろっか」

「はい」

 生徒を姿勢を正した。

「どんなことを相談したいと思ったの?」

「自分、進路があやふやで不安なんです」

「進路かぁ…難しいよね」

「はい。ちゃんと進学できるのか、とか。そういうことが途端に不安になるんです」

「そうなんだ。でも、ちゃんと不安なところが明確になってるから、大丈夫だよ。明確化してあるのはすごいと思う」

「…そういうんじゃなくて」

「そうだよね、先生に言われたって不安だよね。そうだな…」

 僕は顎に手を当て、考える。

「不安は消えることはないから共存するしかないと思うな」

「共存…?」

「うん。一緒に暮らせば対応の仕方がわかってくると思う」

 生徒は自分の中で咀嚼し、理解しようとしていた。少し難しかったかも知れない。

「ごめん、難しかったね」

「いえ、何となく伝わったので。そう言えば、先生っていくつなんですか?」

「僕は二十八だよ。もうすぐ三十路に入っちゃうんだよね…」

「そうなんですか」

 何の質問だったんだろう。生徒は僕が混乱しているのを気にせずにのんびりとお茶に手を出す。

「自分なんかいなくてもいい。死んだって、消えたって誰も悲しまない。そう思うことは何で駄目なんですか?」

 目の前にいる生徒が前触れもなく、コップの中にあるお茶を見ながら言った。

 あまりにも急に難しい質問が来た気がした。聞き間違いかも知れなかったため、もう一度聞き返してしまった。

「え?あの…もう一回聞いてもいいですか?」

「はい。僕なんかいなくてもいいって思うことはどうして駄目なんですか?」

 聞き間違いじゃなかった。さっきまで進路について話していたのに。唐突に来る話のつながりがない質問はいつまで経っても慣れない。

「少しだけ考える時間貰えますか?五分でいいから。その間、他のことやっててくれますか?」

「わかりました」

 そう言って頷くと、生徒は机の上に置いてあるお菓子を手に取り頬張り始めた。

 “どうして死にたいと思ってはダメなのか”その言葉をすごく前に聞いたことがあった。昔、廃屋の屋上で出会った人に僕が言った言葉だったか、不思議な夢を見たとき、なぜか自分が書いた小説の登場人物の一人と話していた時だったか、はたまたその両方か。あまり覚えていないがその時に同じようなことを聞いた気がする。

 今は中学校の教師だが、僕は少しの間だけ自称、小説家として生きていた。否、小説家とも言えないかも知れない。小説家や作家、物語を書き、世の中に出している方々に失礼極まりなかった。申し訳ない。でも、もし許されるのなら僕は小説家だと今だけでもいいから言わせてほしい。小説家という言葉でしか表せないのだ。脚本家でも、物書きでも作家でもない、あの頃に書いた物語は小説家として、一人の本好きの憧れで書いた。勿論、本業にしてみたいと思ったこともある。しかし、本を出版するということも、物語を完結させることも僕が思っていたよりも残酷で、難しかった。だから、僕が想像し、書いた物語は本になることも、完結することもなかった。物語は僕以外の誰にも憶えてもらうことなく、黒歴史として引き出しの奥底に眠っている。言い訳にもなるが、応募をするために必要になる文字数も足りていなかったからもともと応募はできなかった。

 それでも、物語のなかにいる人達が笑顔で自分がやろうと迷っていると応援し、辛いときは支えてくれた。それが僕への励ましとして勇気づけられていたのは事実だった。

 今の僕は少し斜め上を見て考えた。色々な人と関わってきて、いろんな思いがあることを知った。それを相手に伝えるためには、どうすればいいか分からなかった。だから、一番最初に教えてくれたあの人の言葉を借りることにした。

 僕は生徒の目を見て話した。

「考える時間をくれてありがとう。もう大丈夫です」

 生徒は口にいっぱいお菓子を詰め込んでいた。生徒はよく噛んで飲み込む。そして机に置いてある冷めたお茶を一口飲んだ。生徒はホッとしたような表情でコップを置いた。

 僕は近くにあったポットから急須にお湯を入れ、生徒のコップに注ぐ。湯気がゆらゆらと揺れていた。

「どうして死んじゃ駄目なのか、わかったんですか?」

 信じられないというような顔をして聞いてきた。きっと答えは出ないと思ったんだろう。無茶ぶりをしたと自分で分かっていたのかもしれない。

「まだ僕なりの結論も出てないよ。それに内容と少し違うかもしれないけど、僕の考えというか、ある人の考えを聞いてくれるかな?借りものの言葉かも知れないけど、これ以外ピンとこなくて」

「…いいですよ」

 生徒は少しだけ間を開けて言った。

「ありがとう」

 一呼吸おき、あの人の考えを思い出す。特に大切な部分を、あの人が伝えたかった言葉をきちんと伝えられるように。

「『君は死にたいのかも知れないし、消えたいのかも知れない。本当のところはどんな風に考えてるかわからないけど、同じものがないたった一つしかない歯車なんだ。その歯車がなかったり、狂ったりするともう二度と動かないものになる。そうなると、ただの飾り物になるか、微妙に合わない代理の歯車を取り付けるしかなくなる。言葉の通り、君がいないと動かないものになって消えていく』この人は物で例えていたけど、あってると思うんだ」

 ここで一呼吸置き、また話し始める。

「今度は人の話。『辛いことも、いやな時もたくさんある。これは自信を持って言える。でも、それ以上に小さな幸せが沢山ある。だから人はどんなに辛くても生きて行かないといけない。大切な人に後悔させないために』そう言ってた」

 生徒は何か言いたそうな目をしていた。

「綺麗ごとだって思う?」

 生徒はゆっくりと頷いた。

「うん、僕もそう思う。今ここで話をしている時も、昔、この話を聞いたときもそう思った。それにこれは僕が今一番ピンと来ている言葉だから、現段階のものでしかないし、僕の言葉でもないかも知れない。だから、一つの意見として受け取ってくれないかな?」

「わかりました」

 生徒は頷きながら言う。

「ありがとう。それに、結局は大切な人が急にいなくなったら悲しいからだと思う。誰かが死んで、過去形にしたくないんだ。生きていれば山あり谷ありの生涯を進むっていうのは自分で悟ることだし、時には生きていてよかったって思うかもしれない。また時には死んだほうがよかったって思うかもしれない。そんな風に生きているうちは思うんだと思う。でも”死ぬな”というのは簡単で、相手の気持ちなんかわからない。それを知るすべもその人から話してくれるまで恐らく、いや、確実にない。相手の気持ちがわからないなら、逃げることができる、安心できる場所を作ろうと思ったんだ。それが生きる意味にならなくても死ぬことを立ち止まって考えることができるものになればいいと思う」

 僕は周りを見渡しながら、最後には生徒と目を合わせた。

 壁には小さい子供がシールか何かを張った跡も落書きも残っている。今この場所には二人しかいないが、第一土曜日や第二日曜日になると小さい子供をつれた親子づれの家族や子供たちとふれあい、遊ぶために来る人もいる。簡易的な遊び場として使われ、親しまれている場所だ。昔から親しまれている場所で、新しい校舎ができてもこの場所を移動する案は出なかったらしい。ここに遊びに来るその人たちは来るときも帰るときも笑顔だった。

 生徒は少し考えるしぐさをすると、周りを見渡した。空気が少し軽くなった気がした。

「だからおもちゃとか、本とかいろんなものが置いてあるんですね。分校は部活で使わないし、あまり来ないので知らなかったです」

 生徒は優しく笑いながら、落書きやシールの貼ってある壁を見た。

「確かに分校にはここと図書館があるだけだもんね。その図書館も最近移転するらしいからなぁ。寂しくなるな…。まぁ、後で君なりの結論もわかるかも知れないし、憶えておいてくれるといいな。ついでにピンときたものがあったら僕に教えてくれる?」

「別にいいですけど、わかるかも知れないって曖昧過ぎませんか?」

 生徒は顔をしかめた。確かに生徒からの質問から逃げているようにも聞こえてしまうかも知れない。でも、僕は自信を持って笑顔で言った。

「曖昧でいいんだよ。未来は誰にもわからないし、不確定のほうが面白い」

「そうですか?普通にいつもの生活が送れればいいと思いますけど」

「それだって少し違うでしょ。例えば友達と遊んだとかほしいものが売ってなかったとか。ちょっとした変化が面白いと思うんだ」

「確かに面白いと思いますけれど、本当は自殺者が出ると学校の迷惑になるとかでそういうのがあるから先生は親身になってくれるんですよね?善意ではやらないですよね?自分だったらこんなに親身に聞きませんもん」

 痛いところを突かれた。やはりそう感じている人も多いのだろう。特に思春期の頃は…。それとも元から考えすぎて苦しくなってしまう性格をしているのか。授業でしかあまり関わらないから本質はつかみづらい。

「それは少し違うかな」

「少し…」

 生徒の顔に影が落ちた。僕はその表情の変化から本当はただ単にやりたいからやる、と答えてほしかったのだろう。

「うん。僕はやりたいことをやってるだけで人が救えるとは思ってないし、救えないと思う。だから、人から教えてもらうし、善意じゃなくて偽善でやってしまってる自覚もある。すごく理想主義なのもね。もちろん、名誉とかも頭のどこかでは考えてるのかも知れない。でも未来がある子を追い詰めて自殺を考え、実行してしまうなんて気づくことができなかったこちら側の責任だ」

「こちら側って学校と先生側のことですか?」

「違うよ。こちら側っていうのは生きている人たちのこと」

「え…生きてる人って…」

「最後の原因が学校だったとしても、それ以前にSOS信号を出そうとしていたはずなんだ。勿論、これから対処することも大切だけど、これからじゃ遅い。責任を負って辞職しても慰謝料を払おうとも死んだら二度と戻ってこない。SOSが出てすぐに、もしくは気づいて観察してみたり、接し方を変えたり工夫をして支えになってあげたい。その支えを人間はしなきゃいけない。そう思っているんだけれど、現状は難しい。いろんな策を考えても頼ってくれなければ何もできないし、その人自ら行動を起こさないと何も変わらない。気になったとしてもその人は苦しんでいる、なんてことは話してもらわないとわからなくて、それに確実に気づくことはできない。唯一、気づいてから悔しいって思う。その繰り返しだよ」

 僕は目線を机に移しながら話していたが、話し終わると生徒の目を見た。生徒の目は涙がたまっているようだった。でも生徒の目は濁っていなかった。

「…ごめんね、暗い話だったね」

 生徒は服の袖で目元を拭きながら首を振った。

「それならニュースになってネットの人たちがたたくのはどうしてだと思いますか?」

 生徒は深呼吸をして落ち着いてから淡々と聞いた。

「それは多分、どうしてSOSを無視したのか、気づかなかったのかそれを世間は問いてるんだって思う」

「……それは先生だけだと思います。そんなこと自分は思いません。ただ快感のためにたたいてるとしか考えられないんです。そんなやつばかりでこの世界は溢れている。自分だけよければいいとみんな考えてる。世界は汚い」

 生徒は下を向きながら少し馬鹿にしたような、後悔をしているような口調で言った。

 僕は「世界は汚い」という言葉にドキリとした。なんだか、子供の頃の自分を相手にしているような、そんな感覚に陥ったのも定かだ。

「そんなことないよ。みんな口に出さなかったり、わかりづらいだけで似たようなこと考えてると思うよ」

「そうでしょうか…?」

「多分ね。僕の知ってる人はそういう人だったから」

 生徒は信じられないようだった。子供というのは様々な人を疑い、信じて大人になっていくのだと近頃感じている。

 僕はこの数十年、いろんな人と対話し、新しい考えや信じられない発想を知った。その考えを教えてくれた全員が僕の憧れだった。

「先生がそう言うなら、そういう考えの人もいるんですね。」

「信じてくれてありがとう。でも、こんな感じの回答でよかったのかな?欲しい言葉は出なかったかも知れないけど…」

「いえ、先生の考えが聞けて面白かったです」

 生徒はこの場所にきて初めて笑顔を見せた。僕はうれしくなると同時に恥ずかしくなって、冷たくなったお茶を一気飲みした。

「やっぱり鶴乃先生はすごいですね」

「そうかな?」

「はい。少しだけ、心が軽くなった気がします。噂どおりでした」

 生徒から重荷が少し消えたと言われ、安心したが噂とは一体どのようなものだろうか。

「ちなみにその噂って?」

 生徒は知らないことが不思議という風に説明し始めた。

「知らないんですか?放課後、別館の教室にいる鶴乃先生はいつもの授業とは打って変わって相談事や不安に思っていることを否定しないできちんと考えてくれるって噂になってます」

 なんかすごく尾ひれがついている気がする。ここを始めたのは赴任してから3年目となるが、最初は気になった生徒と少し話したり、一緒に遊んだりするだけだった。たまに意見を言ったり、生徒の考えを聞いたりしていた。

 ここ最近相談事が増えた気がしていたが、気の所為ではなく、しかもその裏に噂があったことは知らなかった。

「もしかして、いつもの授業、そんなに面白くない?」

 生徒たちが持っている教科書の必要な要点だけを詳しく説明し、グループ活動や個人の考えを尊重するやり方をしていた。唯一、宿題として章ごとにまとめプリントを出すのは不評なのは知っているが、特に文句は言われたことはなかった。

「いえ、ただ授業をして、鶴乃先生は歳も話されないので、ミステリアスというか、そんな感じです」

「そうだったんだ。…まぁ、名字しか言わなかったからそれもそうか」

 だから年齢を聞いたのか、と今更ながらに合致した。自分のことを話さないのは駄目だったなと反省する。

「はい。学校だよりで先生の下の名前を知りましたし。でもそれがなんか人気ですよ。それに紙芝居も僕好きです」

「そうなんだ。紙芝居が好きなのはうれしいなぁ…」

 僕は胸をなでおろした。どうやら、夢は叶えられていそうだ。

「あとは相談したいこととか、気になるところとかある?」

「えっと、進路のことでもうすこし…。でも、鶴乃先生に相談してもいいんですか?担当じゃないのに」

「うん。担当の先生には僕から伝えておくから大丈夫」

 その後、進路について話を聞き、調べることを簡単に紙にまとめた。生徒を帰すと戸締まりをし、分校に鍵をかけ職員室に行った。

 生徒指導の先生にまとめた紙を渡す。勿論、担任も僕もコピーして各自情報は知っておく。

 相談会を行うと生徒指導の先生には「生徒が相談に来るなんてずるいですよ。鶴乃先生にはいつも驚かされます」と笑いながら言われる。

 やることを終え、学校を出た。

 明日から三日ほど有給休暇を貰っている。少しずつだが、昔よりは先生達の労働環境も変わってきているのだろう。

 一人暮らしをしている自宅に帰ると、荷物を仕事用に使っている机の上に置き、引き出しを懐かしむように触った。一番下の引き出しの鍵をおよそ十年ぶりに開け、引き出しに手をかけた。手前に引くと抵抗することなく開き、中にスマートフォンとノートが入っていた。ノートには目もくれずにスマートフォンを取り出し、電源を入れる。画面が光り、懐かしいホーム画面が見えた。幸か不幸か充電が満タンだった。ここにしまう時に充電し、落としておいたんだと容易に想像できる。

「まだ使えるのか」驚きにも落胆にも感じ取れるような笑いと声が部屋に響いた。暗証番号を入力し、メモ帳を開く。そこには拙い文や語句で書かれた文章とも小説とも言い難いものが残っていた。どんなものを書いたのか一度読んでみようとふと思い、読み始めた。僕の生涯で上位に入るだろう楽しかった思い出を振り返りながらゆっくり時間をかけて文字を目で追っていく。どうやら僕は、小説家を諦めて先生になった訳では無いらしい。

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