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不思議な話

作者: 名無し

初投稿です。

なんとなく昔にあった心霊現象?を書いてみました。


不思議な現象に気づいたのは中学生頃だった気がする。

夜は電気はつけず真っ暗な中で寝るのがいつもだった。



寝ようと思ってベットにはいった後、「パシッ」と音がした。初めは家鳴りだと思ったが、一定間隔で鳴り続ける。

もしかしてラップ音?と思い、急に怖くなって部屋を出た。

他に寝る場所もないので仕方なく部屋に戻り、耳を塞いで寝た。

寝る前のラップ音が多くなり、段々「またか」と気にしなくなった。うるさいけど…。

中学、高校とよく鳴っていた。



気にしなくなったせいか、次は金縛りにあう羽目になった。それも最初は怖かったが、やっぱり慣れた。

寝る前に部屋の入り口あたりに人の気配があり、そうなるとその晩は確実に金縛りにあった。

基本寝ると朝までぐっすりで動きもしないが、金縛りにあっている時、あう直前は目が覚めた。

それが連日続くと流石に眠りを邪魔されることにイライラしてくる。よく一人夜中に部屋でブチキレていた。




次は視る方の話をしたいと思う。

ただはっきり視たことはない。視たのは数回くらいで、思春期は多感なお年頃というが、その頃のみだ。

部屋には大きい窓と小さい窓があるのだが、小さい窓側にベッドをくっつけていた。

夜になかなか寝れずに仰向けで天井をポケーっと見ていた。

小さい窓から壁に向かって、大きな白い塊が通っていった。スゥーと人魂のように横切っていった。

隣は父親の部屋だったが、特に父親が騒ぐ様子はなかった。母親と姉も色々経験はしていたようなので、父親が鈍かったんだと思う。

ちなみに小さい窓から遠くに墓地が見えていた。


視た話をもう一つ。

夜に台所で流し台の電気しかついていない状態で流しに寄りかかり、引き戸が50センチほど開いている真っ暗な茶の間を見ていた。

特に何かをしていたわけではなく、ただボケーっとしていた。

気づくとこたつの周りを人の形をした白い点の集合体がグルグル回っていた。真っ暗な中で回っていたのではっきり視えてはいたが形だけだった。

なにかをしているわけでもなくただ回っていただけだ。

後日その当時の友人にその話をすると、数日後にその友人の家に黒い点の集合体が現れたらしい。

そしてなぜか「置いてったんでしょ!」と怒られた。…………解せぬ。


他はなんとなく視たっぽい話くらいしかないので、視た話は終わりとする。




他にも同じ経験をした人いるのかな?と興味があるので聞いてみたいと思う。

夜になんとなく布団の中が気になり、中に潜っていったときの話。

普段は気にならないのに急に布団の中が気になった。中に潜っていくと、何かを握った。驚いて手を離し布団をめくるが、何もなかった。

握った感触は固くて、人の指のようだった。

何もなかったので、その後は驚きながらも普通に寝た。

幽霊ってつかめるんだなーと。そして幽霊が触ってこれるなら、こっちからも触れるってことかと思った日だった。

つかんだことある人いますか?




20歳頃、海に遊びに行った帰り道の話。行きは特に何もなかったが、帰りに通ったトンネルが真っ暗で前がほぼ見えなかった。車のライトもついているのに見えない。いくつかトンネルはあったが、そのトンネル以外はきちんと見えていた。その後も数回通っているが、真っ暗だったのはその一回のみだ。




次は病院に勤めていた時の話。どちらも昼間。

処置のためカートを6人部屋に持っていった。ベッドは左右に三つずつ並んでおり、通路真ん中一番奥の窓際のベッド(3床目)とベッド(4床目)の間にカートを置き、患者様に話をしに行こうとした。

ふとカートを見るとゆっくりひとりでに動きだし、入り口から見て左側の1番目(6床目)と2番目(5床目)のベッドの間に入っていった。

古い病院だから傾いてんのかな?と思い、カートを戻したが動くことはなかった。


もう一つは尿道留置カテーテル交換の時だ。

プライバシーに配慮のため、カーテンを閉めて行っていた。

やはりふと気になり、カーテンの閉まっている終わりをを見ると上から15センチくらいのところが不自然だった。まるで誰かが開けて押さえているかのような形になっていた。

姿が見えてるわけでもないし、処置中のため放置したが。




成長に伴って、徐々に不思議な現象には出会わなくなった。今現在はほぼ無く、子どもが生まれて乳児の時のみおもちゃがよく鳴っていたくらいだ。


成人してから姉や母親と話した時に、一致したことはドアは開けたら閉めて欲しい。冬場は暖まった部屋が寒くなると言う見解だった。

母親が「開けたら閉めて」と言うと「はーい」と返事はあったが閉めてはもらえなかったらしい。



ちなみに電気もつけたら消して欲しい。地味に消しに行くのが面倒臭い。

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