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潮目
マァケットの大根が赤く視える
それが潮目やわらかなメマイ
擂り身に醤油をつけて凌ぐ
メェルはこない独楽回し
食卓は朦朧とした感じ
靄につつまれている
炭水化物を呑ます
糸屑に似た装置
それはなにか
自律神経系
暗雲白雲
無量の
無力
泪
二兎
うまや
タフネス
やがて刮目
三日月の稜線
気ではない気が
夜になり吹き返す
君からのメェルに唯
蝋燭をけすように息を
これが溝におとした針か
血清はしらない間に増えて
わたくしを生く道へと有難し
明日は爪を切ろうカァテンひく