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〜新たな扉〜
先生からプリントが配られ、後ろへと回すと、肘が後ろの席の彼女に当たった。なかなかの速度で彼女の顔に当たった肘は彼女をよろめかせた。
「ごめんなさい!」
そう言って下げた僕の頭が彼女の頭とぶつかる。クリーンヒット。彼女は悶絶しながら床に座ると、
「ごめんなふゃい。」と言った。
その時の彼女の頬は赤く高揚していた。
後日、僕は彼女から告白された。なんでも、僕のおかげで新しい自分に出会えたのだとか。
それと、僕は最近ペットを飼い始めたんだ。メスの犬なんだけどね。いつまでも仲良くできるといいな。