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後悔の重み 1  作者: 海栗晃
1/1

僕の後悔

初めまして海栗晃です。

初作品なので面白く書けているか分かりませんが、宜しくお願いします。

さよなら、の挨拶とともに下校のチャイムが鳴り響く。『今日も部活か?』と聞いた後には決まって『悪いな、また明日な』と言い、急いで教室を出て行ってしまう。『また今日も1人か…』

1人で帰るのにはもう慣れた、と思っていても、実際少し寂しい時もある。校門を出て右の坂を下り、橋を渡って左に曲がり、川沿いを歩いて行く。いつもと同じ帰り道をいつも通り1人で帰る。

春は桜が綺麗なこの道も、夏には蝉の鳴き声しか分からないくらい騒がしい。この道を通るのも今年で最後になる。時が経つのは早いのだと、改めて実感するとともに、将来への不安もあった。

交差点に差し掛かった時、重い荷物を1人で運ぶお婆さんがいた。柄じゃない、と思っていても、体が動いてしまう。

『いやー、助かったよ坊や。家すぐそこだから、もう1人で大丈夫だよ』

『ふぅ、こんな物一体何に使うんですか?』

『そりゃ秘密だよ、ひーっひっひっひ!』

『そうですか、僕はこれで帰りますから、気を付けてくださいよ』と言ってその場を去っていく。

『ひーっひっひっひ、困ったらまた坊やの助けを呼ぶよ』

あのお婆さんは何だったのか、と帰り道で考えていた。特にあの荷物だ。何に使うのか全く想像がつかない。

『全く何者だよ…』1人で呟くのだった。

お婆さんと離れてから少し経った今、今世紀最大の大ピンチが訪れた。

『道に迷った!!』

正確には道に迷った訳ではない。帰る道を忘れてしまったのだ。これのどこに違いがあるのかって?

『考えてみろよ、この道はお婆さんを送った時に通った道だ。その帰り道のとなれば迷うはずが無い! ましてや、通学路の途中! これは迷った訳ではなく、帰る道を忘てしまったに決まっている!』なんて言っている場合ではない。

これでは家に帰れなくなってしまう。それに、さっきから山道ばかりだ。妙に肌寒く、辺りは薄暗い。携帯電波も圏外だ。行きはこんな道を通らなかったはずだ。これは本当に道に迷ったかもしれない。

その時は帰れると思っていた。ただ道に迷っただけだと思っていた。

なぜそこで気付くことができなかったのか。

なぜそこで足を止めなかったのか。

なぜそこで…

この物語は僕が僕の後悔と向き合い、乗り越えるまでの物語だ。 1(完) 2へつづく…




どうでしたか? 読者の方を一瞬でも面白いと思ってくれたのであれば、私は満足です。

これから物語は急展開して行くでしょう。

まだ考えてないからわかんないけど笑

次回作も読んでくれたら嬉しいです。

ではまたどこかで!

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