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わたしのこと。

「お待たせ」

待ち合わせ時間ぴったりに来ているのにお待たせなんておかしいね、なんて言わないよ。

「うん、行こっか」

合言葉のようなもの。

同じ部屋から出かけたはずの私たちが外でこうやって待ち合わせるのは、

いわゆる私たちだけの 暗黙のルール。

これが彼とわたしのふつう。


色んな事がお互いにかみ合って2人で居ることが当たり前になって

気付いたら同じ部屋で過ごし、

自分の将来について考えたときにお互いがお互いを自然と組み込むほどになった。

たぶんだけど、私たちはそれだけで繋がる理由になった。


ひとつ、ふたつと私たちの間には約束が増えたけれど

きっと同じ数だけ忘れた約束もあると思うの。

そんな私たちだけど、そういった面倒なことはお互いに忘れるから居心地がいい。


一緒の部屋で同じように朝ごはんを食べて一緒のベッドで眠り別々の夢を見る。

どんな夢を見たのかな?

なんだか今日は不機嫌かな?

他の誰かともこんな生活を送ったことがあるのかな?

こうやってひとりモヤモヤ。

そんなふうに思うことがあるけれど、

彼と過ごすこの生活が私を容どり色を与えてくれていると思うから

考え事はだいたい まあ、いっか なんて思って忘れちゃうことが多いかも。

そんな毎日。


しあわせなんて曖昧で分からないけど、

たぶん私たちのあいだに流れるこの時間がそうなんだよね。



おっとりとした わたし 目線からのスタートです。


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