第二話
転校生
翌日、いつも通り開始のチャイムがなる。しかし、いつもなら時間ぴったりに来る担任が珍しく15分遅れてやって来た。
「お前等!!席に付け!チャイムはもう鳴ってんぞ!!」
「へ~い」
と言いながら皆は自席に座る。そして直ぐに担任が
「今日はお前等と一緒に勉強する仲間が増えたから連れて来た!!キミ!入っても良いぞ!!」
担任の声の後、見覚えのある一人の生徒が入って来る。
「では、自己紹介をしてくれ!!」
その生徒は深く一礼し
「大阪から来ました、中條晴です。よろしくお願いします」
「と言う訳だ!!お前等も自己紹介しろ」
と担任が言うので、廊下側から順に自己紹介していく。俺は窓側の一番端…最後に自己紹介するので何故か緊張した。
「さて…ん?最後はケイか!!」
と担任が言う。俺は「ハァ~」とタメ息を付きながら立ち上がると
「あっ!この前会った人やん!同じクラスなんやな♪」
と晴が叫びクラスがざわつく。
「お前等!!黙る黙る!!ケイの事は知ってる様だから自己紹介はいらんだろ。さて、空いている席は…おっ、ケイの隣だな!そこに座りなさい」
晴は駆け足で席に行き
「これからよろしくな♪」
「あっ、あぁ…」
晴の満面の笑みと共に授業が始まるのだった。