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人の印象は、名前によって操作される

 特にターゲットにする読者層を決めず徒然なるがままに筆を走らせる、このエッセイ。

 今回の御題は「人の印象」である。

 いつものように御大層な前提を上げたが、堅苦しい内容を書くつもりはないので軽く流して貰えると助かる。

 言霊という言葉があるように、言葉は発した瞬間から特別な意味を持つものだが、それは名についても言える。名は人はおろか物に意味を与え印象を縛るのだ。今回は、この点から割とどうでもよい話を書こうと思う。

 

 先日、「岩合光昭の世界ネコ歩き」をみて――何も考えないまま、ただ猫を目でる番組内容は実によい。下らない自称知識人の空想論や、お笑いタレントを僭称するが聞いてるだけで地球が寒冷化するのではないだろうか、と思わせるほど寒いジョークとトークで進行する番組とは比較にもならない――日々の疲れを癒されていた僕は、ふと思った。

 トラもライオンもネコ科に分類されるが、この分類で一番かは知らないが下位に位置するであろうネコが、なぜ分類名にされているのだろう? と。回りくどい言い方だったかもしれないが、僕はこう言いたいのだ。

 ネコ科のトラと聞くと、獰猛性が薄らいで可愛さを感じないだろうか?

 もちろん、ネコもトラやライオンと同じ捕食動物である。シャム猫も三毛猫もペルシャ猫も愛くるしい姿ではあるが捕食動物であることに違いはなく、その延長上にトラやライオンがいるというだけなのだ。

 だが、もし仮にトラという動物をまったく知らず猫しか知らない異邦人――最近の流行りなら異世界人とした方が想像しやすいだろう――に次のように紹介したとしよう。


「姫様。これから向かう土地は、ネコ科のシベリア・トラが多数生息する危険な場所です。どうか私の傍から離れないで下さい」

「ええ、分かりました。(多分、可愛すぎる未知のネコ達が多数生息する楽園のような土地なのですね。あまりの愛苦しさに釣られて、あちこち行くのを心配して危険だなんていっているのでしょうけど、私を子供扱いするにもほどがあります!)」

「姫様はなにに怒っていなさるのだろう?」


 このような誤解が発生するには、ネコとトラが分類上同じではない世界の住人である必要がある。前提条件が些か厳しい点は理解しているが、あくまでも一つの例だと理解して欲しい。日々の疲れを「岩合光昭の世界ネコ歩き」で癒されながら思い付いた馬鹿な考えなので、番組の印象に相当左右された面は否定できないのだ。

 とはいえカルチャーショックは、最初の思い込みからも発生し得る例として面白いと感じたので、筆を取ることにした。

 なにかの参考になれば幸いです。

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