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結婚後の生活を安定させるコツは、財政規律を身につけることである

 特にターゲットにする読者層を決めず徒然なるがままに筆を走らせる、このエッセイ。

 今回の御題は「財政規律を身につける」である。

 偉そうな御題をぶちあげているが別に国家の財政規律を論じるつもりはなく、一個人の財布について論じているだけであり、それもローンではなく毎月のこずかいの次元にすぎない。


 結婚すると独身時代のように金が使えないのは道理であり、必然的に自分が自由に使える範囲は狭まるものである。夫婦で別個の財布を持とうとも、自分の取り分が減るという事実は変わらない。

 独身の方に警告しておくが、結婚をする前に結婚後の取り分に見合う生活習慣を身に付けないと、あとで痛い目に合うことがある。会社の先輩は事前に二百万程ポケットマネーを用意していたが、あっというまに吹き飛んだと話してくれた。つまり事前にいくら確保しておくかも重要だが、財政規律を身につけておかなければ意味がないのだ。

 金の切れ目は縁の切れ目ではないが、自由にできる金が使用分に満たないとかなりのストレスを感じる。どこかで聞いた話では、金を使うという行為は一種の習慣であるとか。身についている習慣であるため、一定の金額をつい使ってしまうとも言えるだろう。習慣である以上、それが抑えつけられたらストレスを感じてしまうのは必然ではないだろうか?

 夫婦円満を保ちたいなら余計なストレスとなる要因は排除すべきであり、収支の均衡を身につけておく必要があると僕は考える。


 いや、別に僕の取り分が少ないと嘆いてるわけではない。


 強がりをするのも大概にしろ! と思うかもしれないが、僕の場合、従兄が先に結婚していたこともあり、彼がどのように節約していたか観察する期間があったのだ。その教訓から嫁さんと結婚する半年以上前から、予想される自分の取り分に見合った金の使い方を身につけていた。

 同時に独身時代にいかに無駄な支出をしていたか、と気付かされるものである。

 僕にとって、それは缶コーヒーの購入だった。


 誤解してほしくないのだが、飲料メーカーを敵に回す気は毛頭ない。

 僕は独身時代、会社の休み時間の度に缶コーヒーを購入していた。一日3本で20日働くとして、月に60本。1本120円として一ヶ月に7200円、年間で86400円。それが独身だった期間の年数がかけられるのだが、かなり馬鹿にならない金額を支出していたなと思わされた。


 いや、気付いてはいた。

 缶コーヒーが購入できなくなると仮定したとき、自分が酷く落ちぶれたように思えて非常に嫌だったのだ。生活水準が下がることに対して抵抗感を覚えるような感情に近い。僕は決して浪費家ではないが、それでもこれなのだ。


 冷静に考えてみて缶コーヒーを購入するくらいなら、インスタントコーヒーを入れた方が遥かに経済的である。この際、味の問題は問わない。重要なのはカフェインが取れるか否かなのだ。例えばブレンディーとクリープを同時に購入するとおよそ1100円ほどするが、これで50杯ほどのコーヒーを入れられるとすると一杯22円になり、缶コーヒーの6倍も節約になる。

 先に結婚した従兄は先にこの問題に気付き、マイボトルを用意していた。

 結婚すると缶コーヒーもまともに購入出来なくなるのか、と半分感心しつつも正直半分は馬鹿にしていた。

 自分が結婚する準備を整え始めたときに、真っ先に取り組んだのがこの問題だったにもかかわらずにだ。自分の浅はかさを後悔せずにはおれない。

 誤解してほしくないのだが、缶コーヒーにかける金は無駄だと主張したいのではない。支出を削るには聖域を設けてはならず、同時に支出を削るには固定化している部分にメスを入れる必要があったというだけなのだ。それが僕にとって缶コーヒーだったということにすぎない。


 趣味に金を使うのは問題ないのだ。

 芸は身を助けるというが、趣味も身を助けることがある。まあ、金を貯めるのが趣味も方もいるので一概に言えないが、浪費を恐れるあまり一歩も家から出ないのは些か考えものだろう。

 これから結婚をする方、あるいはこれから社会人になる方は、効率的で無駄の少ない金を使い方を今の内に身につけることをお勧めする。


 偉そうなことを書いたが、実際に缶コーヒーへ総額いくら支出したかは年齢がばれるので答えることはできない。ただ、後悔するくらいは支出したのだけは事実である。

 参考になるかは分からないが、今回はこの辺で筆を置こうと思う。

 では、では。

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