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百魔の主  作者: 葵大和
第五幕 【東空は朱に染まる】
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67話 「魔神が因子を呼び起こす」

「死にたくなければ下がれ」


 それは異様な光景だった。

 一人の男が、圧倒的な大軍を前にして、悠然と歩いていた。

 向かう先は大軍の奥。

 〈魔神〉と呼ばれるその男は、まるで歩調を変えることなく、ただまっすぐに歩いていた。


「〈牙風御雷(がふうみかずち)〉」


 魔神が言霊をつぶやいた。

 すると直後、彼の背面に巨大な壁のようにしてそそり立っていた風の翼が、不意に奇妙な音を鳴らしはじめた。

 それは白雷が弾ける音だった。

 『風の翼の中で』、白雷が弾ける音だ。


「俺はもう躊躇(ためら)わないよ」


 魔神――メレアは、頭の中で常人には()し得ぬほどの高速の術式演算を行いながら、赤い輝きの(ほとばし)る瞳を黒い大軍に向けていた。

 メレアの為したその術式は、四門を開けて暴神化しているメレアが扱える『複合術式』のうちの一つであった。

 メレアは自分自身でそう言っていたように、それぞれの英霊の術式を柔軟に扱うことがまださほど得意ではない。

 さきほどの〈麗刀時雨〉も、いわば『力押しの術式』であった。

 なにも特別なことはしていない。ただ――連続生成しただけである。

 しかし、まともな人間にできる所業でもなければ、おそらく術式を作った水神(セウラ=エウラス)本人にも不可能な芸当だったろう。

 この〈牙風御雷〉も、そういう意味ではメレアの『オリジナル』であった。


 〈風神の六翼〉を身体の延長として、そこにも白雷をまとわせた。


 口では簡単に言えるが、常に風として流動するその翼に白雷をまとわせるには膨大な術式処理が必要だった。

 しかしメレアの限界まで拡張された能力が、このときだけそれを可能にする。

 もともと術式処理、術式生成速度という点でフランダー=クロウをも超える能力を持っていたメレアは、暴神化することで誰も到達しえなかった領域に到達した。


 英霊たちの『銘ある術式』を、なかば無理やりにして合成したのだ。


 そして、その破壊力たるや――


「――」


 壮絶の一言に尽きた。

 白い雷の弾ける風が、ムーゼッグの大軍を襲った。

 それは一薙ぎで人を吹き飛ばすばかりか、伝導した雷が次々に人間の身体を走り、さらに別の身体に飛び移り、破壊を波及(はきゅう)させた。

 

 黒い大軍の一角が、ぽっかりと扇状にえぐれた。


 さらにメレアは、右と左へ首を振って範囲外にいたムーゼッグの騎兵たちを確認すると、


「〈麗刀時雨〉」


 再び天に多重生成した麗刀を、少し離れた彼らに向かって指先一つで投擲した。

 悲鳴があがる。

 

「誰も通さないし、俺をセリアスのところへ通してもらう」


 たった一人が大軍を相手にして放つ言葉ではなかった。

 しかし、それを現実に反映させる力が、メレアの身体からは(ほとばし)っていた。

 メレアはたった一人で『戦線』を形成していた。


 と、そんなメレアのもとへ、とても勇敢な一人のムーゼッグ兵が剣を片手に突っ込んでいった。

 メレアの正面は今の雷翼の一撃でぽっかりと空いていたため、そこには空間があった。

 黒い有象無象(うぞうむぞう)の中から、一人の勇敢な兵が出てくることにメレアも気づいて、平坦な視線を彼に向けた。


「う、うおおおおおおッ!!」


 雄叫び。

 自分を鼓舞するようにしてあげた獣の声が、メレアの耳を穿(うが)った。

 そしてメレアの反撃を受けずにその傍にまで接敵した彼は、剣を振り上げて首に切り掛かった。


「……」


 だが、彼の勇気はその身を散らせた。一瞬だった。

 メレアに切り掛かろうとしたムーゼッグ兵の身体を、横から高速でやってきた黒い塊が打っていた。

 おそろしく巨大な黒塊――異様なまでに巨大化した〈土神の三尾〉だ。


 三尾に打たれたムーゼッグ兵は、軽いゴム毬のように地面を転げた。

 そんな彼を、今度は別の三尾が先回りして叩き返し、メレアの足元にまで吹き飛ばす。

 メレアはそうやって戻ってきたムーゼッグ兵の首を青黒い炎の宿った手でつかみ、宙に引っ張り上げた。

 その顔には、ほんの少し――悲しげな表情が浮かんでいた。


「……誰が元凶なんだろうな」


 ぽつりとこぼれた言葉。

 しかし、その直後にはメレアの顔から悲しげな表情は消えていた。


「敵対する者をすべて排除するとは言わない。だが、少なくともお前らの『主』が俺たちを魔王と呼んで(しいた)げ、お前たちもそれに賛同して剣を掲げるうちは、相応の反撃を喰らうことも覚悟してもらおう」


 さらにメレアは続けた。


「それと」


 その顔にはわずかに怒りの色が見え隠れしていた。


「――俺は〈術神(フランダー)〉ほど優しくはないからな」


 メレアはそう紡いで、周囲にじりじりと近寄ってきていたムーゼッグの軍勢を威圧した。

 ぐるりと辺りを見回した視線が、最後に再び持ち上げている兵士に帰り着いた。

 すでに息も絶え絶えの兵士。瞳の光は鈍くなっていた。

 そんなか細い命の光を、メレアはまっすぐに見つめていた。

 目は逸らさなかった。

 ――そして、


「……恨め。いずれ〈魂の天海〉で会おう。――〈炎神(フラム=ブランド)の死炎〉」


 命を喰らう紺碧の炎を、その首に弾けさせた。

 彼の首は焼けるでもなく、ただれるでもなく、傷など生まれなかったが――


 次の瞬間には彼の目から生気が失われていた。

 

 メレアの両手に宿る紺碧の炎が、まるで彼の命を吸って喜ぶかのようにいっそう猛々(たけだけ)しく揺らめき、天に向かってその身を伸ばした。


 ムーゼッグの兵士たちにとって、その光景はただ死ぬよりも恐ろしいものに見えた。

 あの青黒い色の炎に魂を捕らわれて、〈魂の天海〉に昇ることなく、永遠に燃やされ続けるのではないだろうかと――そんな幻想さえ胸の内に抱いた。


◆◆◆


 それでもムーゼッグの兵士たちは退かなかった。

 彼らは良い戦士であり、良い『ムーゼッグ兵』だった。

 剣や槍を片手に、メレアへと駆けて行く。

 その頃にはメレアの後ろからほかの魔王たちやレミューゼ兵も加わって、再び総力戦の体を為した。

 しかし、そんな戦況をより高い位置から見ていた男は、


「――焼け石に水だ」


 赤い竜の背に乗りながら、一人そんな言葉をこぼしていた。

 セリアス=ブラッド=ムーゼッグは、この戦況を冷静に分析していた。


「これではあまりに……損害が大きくなりすぎる」


 割に合わない。端的に言えばその言葉に尽きた。

 そしてそう思っていたのは隣に立つミハイも同じだった。


「戦力を投入すればするほど、あの魔神に多くを削られます。あとからくる歩兵部隊を投入しても、おそらく同じでしょう」


 ミハイは冷静な声音で言いながらも、その顔を目を驚愕に(いろど)っていた。目を見開いて、信じられないものを見るかのような目で眼下を眺めている。

 ミハイは今の状況を、腹の減った猛獣にただで餌をくれてやっている状況に重ねて見ていた。貪欲な、決して満たされない猛獣に。


「くっ、まだどうにか白光砲を撃てます。あの魔神さえどうにかしてしまえば――」


 ふと、そんな二人の横で声をあげたのは術式兵団の兵長だった。

 カリギュラの口の中からメレアに一撃をくれたあと、彼は部下とともに遠距離からの術式を放って味方を援護するため、まだカリギュラの背の上に待機していた。

 そんな兵長が眼下の光景を見ながらくやしげにうめき、ついに我慢しきれないとばかりに目の前に術式を編みはじめていた。

 その部下たる術式兵たちも兵長と同じ気持ちだったらしく、すぐさまその動きに追従する。彼らの術式の展開は早かった。


 しかし、そんな彼らに悲劇が襲い掛かる。

 

 セリアスだけは気づいていた。

 遠くで天災のごとく猛威を振るうメレアの赤い瞳が、こちらを向いていたことに。

 細部まで見えなくとも、もはや殺気と雰囲気のみでそれがありありと伝わってくるほどの威圧感だった。

 嫌な予感がした。


「やめ――」


 セリアスはその予感を覚えると同時、とっさに兵長たちを止めようとした。

 だが――間に合わなかった。

 兵長たちが白光砲の術式を九割方編み切り、狙いを定めて今にも放とうとしたところ。

 そこへ、


「ッ――」


 黒い光が『先に』やってきた。


 ジュ、と。

 人の身体から鳴ってはならない音がして、セリアスの顔のすれすれを黒光砲が飛んできていた。

 それは隣にいた兵長と術式兵の身体を包み、彼らの命を根こそぎ刈り取っていった。

 

「――」


 セリアスは反応できなかった。

 ミハイもまた呆然と立っていた。

 眼下の奥にいたメレアが、外したことを悔やむようにやや不機嫌そうな仕草で視線を外したのを見た。


 メレアは、兵長たちの白光砲の術式が完成するより先に、それを撃っていた。


 さきほどまでは同時が良いところだった。

 白光砲が八割から九割完成したところからしか反転術式を発動させられないメレアは、いかに術式生成速度に優れているとはいってもその先制確率に限界がある。より早くに反転術式を編めればまた話は別だが、どうしても同時発射が関の山というところで、フランダーのように先制できることはあまりなかった。


 平常時であれば。


 それだけでも十分に脅威であったが、暴神化したメレアの速度はさらに上を行く。

 今の光景がそれを証明していた。

 セリアスはメレアが術式を編んだところを精確に目視できなかった。

 気づいたらメレアの手に完成された術式が生成されていて、気づいたらそこから黒光が放たれていた。まるで瞬きの間に光景が差し替えられたと思えるほどの異常な速度だった。

 

「――やめろ」


 セリアスはとっさに声をあげた。

 

「『術式』を撃つんじゃないッ!」


 それは兵長たちとは別行動で眼下の戦線に参加していたほかの術式兵に対する命令だった。

 セリアスは今の一瞬で、こちらから術式を撃つことがどれだけ愚策であるかを把握していた。

 しかし、それもまた遅かった。

 

「っ!」


 セリアスの視界の端で、黒い光が走っていた。

 それは味方に当たらぬようにと高台を作って術式を放とうとしていた術式兵へと一直線に進み、その身体を貫いていた。

 さらに、連携術式だけでなく、それぞれ個人で撃とうとしていた術式に対しても、漏れなくすべてに対する反転された術式が先に飛んでいき、彼らの身体を蝕んだ。


「いったいどれだけの処理を――」


 あの魔神の頭の中で、いったい何が行われているのか。

 もはや時間的なズレがまったく存在しないといっても過言ではない反応速度で、反転術式が飛んでくる。


「〈術神〉よりいっそ性質が悪い……!」


 セリアスは認識を改めた。メレアの反転術式を『紛いモノ』だと断定した自分の判断を棄却した。

 たしかに〈術神(フランダー=クロウ)〉のものとは違うものだ。術神の反転術式は巧みだった。

 だが、決して〈魔神〉の反転術式もそれに劣るわけではない。対多人数における対応力は、おそらく術神のそれを超える。

 術神のように、一人では処理が追いつかないほどの多重攻撃によって隙を生み出させることができないのだ。

 一体いくつまで同時に処理できて、どこから手一杯になるのか、まるで見当がつかない。

 底が知れないにもほどがある。


「……あってはならない」


 今の光景を見て、セリアスは自分の価値観を根元から(くつがえ)された気分になっていた。


「『質』が、『数』を上回ることなど……!」


 見ろ、この数の差を。

 これだけの数の差は、普通の戦争ならばほぼ結果に直結する。

 ありえないのだ。

 ありえない、はずだったのだ。

 今の戦争の、数という絶対的なアドバンテージに対する信頼。

 それが、たった一人の怪物(イレギュラー)によって覆されることなど――


「あっては……ならないのに……!」


 セリアスは自分の知る戦に対する価値観が崩れはじめた途端、自分の身体の一部が同じく突き崩されたような気分に(おちい)った。

 すべてではなくとも、普通の人間よりは自分の()り所を戦場に求めてきた。

 自分の知っていた戦場という場所の摂理が変わっていくことに、少なくない動揺があった。


 そして、そんなセリアスの動揺を最高点に到達させんとする出来事が、わずか数分後に起ころうとしていた。


 魔王と魔王。

 それはこうして複数の魔王が協力しているからこそ起こった出来事であり、また一方で――『過去の魔王たち』が今の魔王たちの身体を媒体として邂逅(かいこう)したがゆえの出来事でもあった。


 百の英霊因子を身に宿すメレア=メアという特異存在が、その身体のうちには存在しなかった別の英霊の因子を呼び起こす。


 人知れずこの戦の決着が近づいてきていた。


◆◆◆


 いつの間にかメレアの傍にはエルマが寄ってきていた。

 彼女は魔剣クリシューラを巧みに取り回し、次々とムーゼッグ兵を切り裂いていった。

 それでいてメレアの邪魔にならないように絶妙な位置取りをする彼女は、メレアから見ても卓越した戦術眼の持ち主だった。

 

 ――三分。


 そんなエルマの動きを傍目(はため)に、メレアは淡々と脳裏で時間を計る。

 あとどれだけ暴神化していられるか。

 『神門』を開いた反動はわかりやすい。

 自壊。

 身体が内外から壊れていくのだ。


 ――いや、超過してもいい。


 ハーシムの予測を信じれば、さらに数分粘ることで三ツ国の増援が来るという。

 メレアはあわよくば三ツ国の増援が実際にやってくるまで、多少暴神化の時間を超過させてもいいと思っていた。

 メレアには〈命王(ミューゼル=ブルー)の蘇体〉をはじめとした、自己再生系の能力因子がある。

 それを頼ることで、超過による自壊作用にもある程度の『我慢』が効く。

 決して自壊の衝撃や痛みそのものが消えるわけではないから、想像を絶する苦しみを味わうだろう。

 それでも、


 ――構わない。


 メレアはやるつもりでいた。

 

 と、そんな決意をした直後、メレアの隣にエルマが後退気味にやってきて、

 

「お前、無理をするつもりだろう」


 メレアは素直に驚いた。

 顔に出ていただろうかと手で顔を覆いそうになった。

 しかしエルマは、


「なんとなく、そんな気がしただけだ。本当に、なんとなく」


 少し機嫌が悪そうに言った。


「――恐れ入ったよ」


 メレアは苦笑で答えた。

 近場からほとんどのムーゼッグ兵が消えて、残る兵士たちもあきらかな劣勢に突撃を躊躇(ちゅうちょ)しはじめたところだった。

 彼らは戦死を恐れはしなかったが、犬死は恐れた。


「今にかぎって言えば、嘘をついてもエルマにはバレそうだ。普段は結構隙だらけなのに」

「う、うるさい、こんな状況で皮肉るな」


 エルマはほんの少し恥ずかしそうに顔をうつむけるが、決して敵から視線を外さなかった。


「――数ばかりが多い。だいぶ戦意も刈り取れてきたけれど、ムーゼッグの『信仰』は(あつ)いな。セリアスが裏にいるかぎり、彼らは折れないだろう。みんなそういう目をしている」

「当たり前だ。この国が一体何百年もの間、戦う力を蓄えることに傾倒してきたか。そうしてたどり着いたのがここなんだ。セリアス=ブラッド=ムーゼッグという欠片(ピース)をはめて、ようやく隆盛の時がきた。そう簡単には崩せないさ」


 エルマはそういって、一旦手に持っていた魔剣を地面に突き刺した。

 さらに、腰に差していたもう一本の短剣を抜いて、ところどころ破れた衣服を切り整えていく。


「旅用のものも丈夫だから耐えられるだろうと高をくくっていたが、やはり戦場に出るとたやすく破れるな。今度いい素材をあの金の亡者に取り寄せてもらおう」

「それもいいね。そのために、まずはここを――」


 そうして再びメレアが前に出ようとしたところで、ふとメレアの手にエルマが地面に刺した魔剣の(つか)が当たった。

 メレアの手の甲に当たった魔剣は、いつもどおりの奇怪な金切声をあげたが、対するメレアの方がそれを聞いて固まっていた。

 精確には、手に当たった感触に違和感があって、思わず固まってしまったのだ。


「ちょっと――」


 メレアはエルマに断りを入れながら、つい、という(てい)で魔剣の柄を手で握り、そのまま引き抜いた。


「お、おい、おまえでも危ないぞ。私でさえまだ帝器の性質をすべては知らないんだから」


 そう言ってメレアの腕に手をからませたエルマは、数瞬して同じように固まっていた。


「なん、だ、これは……」


 エルマは困惑していた。


「頭の中に……声が……」

「――魔剣の声だ」


 メレアにはハッキリと聞こえていた。


◆◆◆


『第二帝器、〈魔剣〉クリシューラ――起動』


◆◆◆


 直後、メレアは自分の身体の中からすさまじい勢いで『魔力』が吸い取られていくのを感じた。

 英霊の術式をいくつも併用するとき以上の、異常な負荷だった。


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